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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送きょうのキーワード(木曜日) - 2022-03-17_「北車」

  • 17 March, 2022
きょうのキーワード(木曜日)
「北車」こと「台北車站(台北駅)」。(写真:ロイター通信/TPG)

今日ご紹介するキーワードは「北車」。

この言葉自体は数年前に登場したのですが、最近、また話題となっています。

この「北車」とは、「台北駅」のこと。

中国語で「台北駅」は、「台北車站」と言いますが、若い人の間では、その“台北”の“北”と、駅を意味する“車站”の“車”を取って「北車」と呼ばれています。

どの街にも、その土地ならではの文化的な特徴があって、会話や行動から、「あ、この人はどこどこの人だ!」と推測できたりしますよね。

そこで最近、台湾のあるネットユーザーが、「台北の人たちはどんな言葉を好んで話すんだろう?」と書きこみました。するとネットユーザーたちの間で多くの議論を呼んだのですが、その中で、台北市民のほぼ全員が認定していた言葉が「北車」でした。

実はこの「北車」は6~7年くらい前からよく聞くようになった言葉で、私も初めて聞いた時、友達からは「若者が使う言葉だよ」と教えてもらいました。

ただ、この「北車」という呼び方、台北に住む人も、そうでない人も、あまり好きじゃないという人も少なくないようで、実は早くは2010年に「北車論戦」というのが起こっていたそうです。

なんでも「北車」という言葉には、都心に住む人が中南部の人々を見下すような意味がある!なんていう考え方が比較的多かったんだそうです。

実際に台北に住む人たちはそんなことは聞いたこともなかったそうですが、台北の人が「北車がね~」なんて話をしていると、「台北のやつらめ、気取った言い方しやがって!」といった感じにとらえられていたようです。

また「北車」という呼び方は、人を馬鹿にするときの単語である「白癡」から派生した「北七」と発音が似ていて誤解しやすいとか、「北車(“北”の“車=つまり駅”)」は大体どの駅を指すのか?「北投」駅か?「竹北」駅か?もしくは「北京」駅のことか?なんて論争が巻き起こっていました。

中には、「高雄火車站」は略称「高火」なのに、「台北車站」はなぜ「北火」と略さないんだろう…なんて意見もあったそうです。

このように「北車」という略称については、一時期、騒然となったのですが、まぁまぁ、若者の間で流行ってるだけだから…という冷静に受け止めている人もいました。

それから数年の時を経て、今では、一時期の流行り言葉ではなく、積極的に使わずとも、多くの人が認識していて、時々ニュースなどでも使われたりする「台北駅」の略称として、随分と定着してきています。

もし「北車」と言われたら、「台北駅」のことですので、覚えておいてくださいね。

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