今日ご紹介するキーワードはこちら!「補班日」。
今度の土曜日(9/11)はこの「補班日」です。
この「補班日」とは、「振替出勤日」のこと。
これは、「本来の休日を労働日として労働する日」のことです。
日本では「振替出勤」というと個人の申請事項で、「振替休日」と比べるとあまり馴染みのない言葉かもしれません。
しかし、台湾では、政府が定める「補班日(振替出勤日)」があります。
台湾では2006年から「振替“休日”制度」が始まり、祝日が火曜日や木曜日にあたる際には、真ん中の平日、つまり火曜日が祝日の場合は、日曜日と祝日に挟まれた月曜日、木曜日が祝日の場合は、祝日と土曜日に挟まれた金曜日…といったように、挟まれた平日を休みとして、4連休を作るようにしています。そして、別の週の土曜日を「振替出勤日」、つまり「補班日」とするんです。
そして、この祝日や「補班日(振替出勤日)」は、前の年に政府から発表され、その発表を受けてみんな連休の計画を立てたりしています。
今年(2021年)は、今月(9月)にこの「補班日(振替出勤日)」がありますよ。旧暦8月15日、台湾の三大節句の一つで中秋の名月を愛でる節句である「中秋節」。今年は9月21日 火曜日のため、日曜日との間に挟まれた20日(月曜日)を「振替休日」とするために、今週末、9月11日を「補班日(振替出勤日)」としています。
この「補班日(振替出勤日)」は、土曜日ですがもちろん、銀行や公的機関も通常通り開いています。
ちなみに、学校も「補課」と言って授業があります。
つまり、今週末9月11日はみんな平日と変わらない日というわけです。
「補班日(振替出勤日)」があると、その週は週末のお休みが日曜日の1日だけになってしまいますが、その分、後で連休が来る!とみんな頑張ります。しかし、この「補班日(振替出勤日)」は、仕事に行っても、やはりどこかいつもよりゆったりしている気がします。