きょうのキーワードは、「1959動保専線」です。
これは動物保護を目的としたホットラインです。
行政院農業委員会は1959動物保護ホットラインを昨年12月28日に開設しました。動物の救護、保護のために即時に対応できるサービスで24時間365日、いつでも利用可能です。携帯電話、都市電話、インターネット電話から直接ダイヤルでき、発信地に応じて各地の動物保護当局に直接つながります。
一足先に昨年12月15日に開設した台北市について、工業局の林崇潔・局長によりますと、台北市では動物保護ホットラインへの通報件数は昨年9844件に達し、1300匹以上の犬猫が保護され、ホットラインは非常に活用されているとのことです。
しかし、これまでの電話番号は、87913064と8桁で長すぎたため、市民のサービスダイヤル1999に電話する人も多かったとのこと。しかし、こちらにかけても転送待ちとなり、救助が間に合わないことが少なかったと話します。
また、動物保護局の陳英浩・局長によりますと、台北市内でもし怪我をした動物、取り残された動物、不適切な治療を受けた動物に遭遇した場合、すぐに1959動物保護ホットラインに電話をしてほしい。台北市は24の特殊動物病院と提携して、動物の緊急避難経路とし、動物ができるだけ早く専門の動物医療を受けられるようにしたとのことです。
また、動物福利署は、台北市内で助けを必要としている動物に遭遇した場合、まずその動物の状態、具体的な場所(ドア番号など)、そして周囲を確認して、オペレーターの指示に従って、情報を提供し、動物が直ちに助けを受けられるようにし、人間と動物が共に調和した環境を作るよう市民に呼びかけています。
すぐに対応できるよう電話番号を変えたという点、すごく大きいと感じました。ちなみになぜ1959かといいますと台湾華語の你救我救の発音が由来とのことです。
台湾には、このようなホットラインがほかにもたくさんあります。
一部ご紹介します。
今回の1959、そして台北市の1900に少し似ています、1990という電話番号、こちらは何の番号と思いますか?
これは、内政部移民署の外国人の台湾での生活相談ダイヤルサービスの番号です。
ホームページで、サービス内容を確認しますと、台湾で生活を送る外国人や新住民たちの生活需要や適応などの相談サービスを提供しているとのことで、ビザ、在留、仕事、教育文化、税務、
健保、交通、就職、医療衛生、人身安全、子女教養、福祉、法律情報、その他生活情報など、様々な相談に対応してくれるとのことです。
そのほか、3桁の番号ですね。110は日本と同じ警察、119は消防です。そのほか、165は詐欺電話、詐欺事件に対応する番号。166は台湾華語の天気、167は台湾の台湾語、台湾客家語、英語の天気です。こちらは電話のかけかたによって料金がことなるとのことですが、台風の期間は無料とのことです。
今、公衆電話が少なくなり、電話のかけ方を知らない人も増えたというニュース、以前、日本にいる時に聞いたことがありました。
台湾でもそのような背景があるからか、小学校1年生の生活の教科書に、電話のかけ方、そしてこうした電話番号を教えてもらう授業があるとのことです。
家族と、公衆電話の場所を探し、実際に使ってみるという宿題もでたそうです。
今はインターネットの普及、そしてスマートフォンがあることから、調べたりすることは便利になりましたが、いざというときは、やはりこうした電話番号を知っておくと便利でまた役にたつと思います。