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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送きょうのキーワード(月曜日) - 2021-12-13_「追火車」

  • 13 December, 2021
きょうのキーワード(月曜日)
台湾中部・雲林県虎尾にある虎尾製糖工場における2021年から2022年までの製糖作業は、台湾で広く信仰されている、女性の守り神、媽祖様のご加護の下、10日に始まった。その中でも、最も人気が高いのは、「追火車、サトウキビや砂糖を運ぶ列車・トロッコを追いかける」イベントだった。朝から大勢の鉄道ファンが殺到し、台湾で唯一の「五分車」が町とサトウキビ畑の間を行き来する光景をカメラに収めていた。(写真:CNA)

きょうのキーワードは「追火車」。火の車は汽車、列車の意味。この三文字は、列車を追いかけるという意味になります。駆け込み乗車ではありませんよ。

それではまずこの音をお聞きいただきましょう

(台糖五分車鳴笛聲)

雑音にも聞こえるかも知れませんが、これは、台湾製糖業株式会社の製糖工場でお砂糖を運ぶ列車「五分車」と呼ばれるトロッコの音です。なぜ「五分車」と呼ばれるかといいますと、トロッコの線路幅は762mm(ミリメートル、2フィート6インチ)しかありません。これは、台湾新幹線こと、台湾高速鉄道やヨーロッパの鉄道などで採用されている国際標準軌1435mm(ミリメートル、4フィート8.5インチ)のほぼ半分であることから、「五分車」と呼ばれてきました。ちなみに台湾の在来線(略称:台鉄)の線路幅は、日本のJR在来線と同じく1067mm(3フィート6インチ)です。

以前、台湾南部には広いサトウキビ畑があり、お砂糖をたくさん生産していました。収穫の時期になりますと、サトウキビをいっぱい積んだトロッコが、サトウキビ畑と製糖工場の間を行き来する光景がよく見られました。

しかし、残念なことに、後に台湾は海外からどんどん安いお砂糖を輸入してきたため、台湾の製糖工場は相次いで操業停止となりました。2013年の春、とうとう台湾中部・雲林県の虎尾にある虎尾製糖工場だけになりました。

この虎尾製糖工場における2021年から2022年までの製糖作業は、台湾で広く信仰されている、女性の守り神、媽祖様のご加護の下、10日に始まりました。その中でも、最も人気が高いのは、「追火車、サトウキビや砂糖を運ぶ列車・トロッコを追いかける」イベントです。朝から大勢の鉄道ファンが殺到し、台湾で唯一の「五分車」が町とサトウキビ畑の間を行き来する光景をカメラに収めていました。

台湾製糖株式会社の王国禧・総経理(社長)は、今年、虎尾製糖工場は、お砂糖を作るためのサトウキビを26.2万トン用意した。お砂糖を2.36万トン生産することが出来る。お砂糖を作る時期は、今年から来年3月末までと紹介しました。

雲林県の謝淑亜・副県長によりますと、115年の歴史を持つ虎尾製糖工場は、台湾製糖業の生きている歴史です。製糖期間中、虎尾ではサトウキビの香りが漂っていて幸せでスイートな雰囲気に包まれています。それに加えて、サトウキビ畑と町を行き来するサトウキビを載せた「五分車」。これらはいずれも虎尾にとって冬ならでは味と光景です。

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