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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送きょうのキーワード(月曜日) - 2021-09-06_9/4はツルヒヨドリ防除の日、台湾全域3868キロ駆除

  • 06 September, 2021
きょうのキーワード(月曜日)
ツルヒヨドリ(中国語名:小花蔓澤蘭)は、驚異的な繁殖力を持ったつる性の植物で、農作物にも大きな被害を及ぼす可能性があり、日本では、「特定外来生物」とされ、見つけたらすぐに防除が必要な植物。このツルヒヨドリは、台湾でも問題視されている。日本の林野庁に当たる、「行政院農業委員会林務局」は、ツルヒヨドリの種子の拡散シーズンである、毎年8月15日から9月15日までの一ヶ月を「ツルヒヨドリ防除月間」、そして毎年9月の最初の土曜日を「ツルヒヨドリ全国防除の日」と定めている。今年は9月4日。4日一日だけでツルヒヨドリが3868キログラム駆除された。「ツルヒヨドリ」は、環境への被害が大きいから、台湾では「緑のがん」とも呼ばれている。しかし、各界が努力し続けた結果、台湾における「ツルヒヨドリ」の分布面積は、2001年の5万1852ヘクタールから、2020年には4393.7ヘクタールまでに減少した。(写真:CNA)

きょうのキーワードは、「小花蔓澤蘭」です。名前に蘭と言う字があるので、これは蘭の花だろうと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれは被害の大きい雑草です。和名は、「ツルヒヨドリ」です。日本でしたら、主に沖縄本島に分布しています。キク科の植物の1つですが、つる性で木の上にまで這い上って木を覆い隠して木の光合成を妨げることがあります。

ツルヒヨドリは、驚異的な繁殖力を持ったつる性の植物で、一つの株を放っておくと、一年間で25m四方に広がってしまうため、農作物にも大きな被害を及ぼす可能性があります。日本では、在来種と競合関係にある、「特定外来生物」とされ、見つけたらすぐに防除が必要な植物です。

このツルヒヨドリは、台湾でも問題視されています。先週土曜日9月4日は、「ツルヒヨドリ全国防除の日」です。日本の林野庁に当たる、「行政院農業委員会林務局」は、ツルヒヨドリの種子の拡散シーズンである、毎年8月15日から9月15日までの一ヶ月を「ツルヒヨドリ防除月間」、そして毎年9月の最初の土曜日を「ツルヒヨドリ全国防除の日」と定めています。今年は9月4日です。当日、行政院農業委員会林務局は、地方自治体、NGO団体、市民らと共に、ツルヒヨドリの駆除作業に努め、一日だけでツルヒヨドリを3868キログラム駆除しました。この駆除作業に1108人が参加しました。「ツルヒヨドリ」は、環境への被害が大きいから、台湾では「緑のがん」とも呼ばれています。

ツルヒヨドリは主に台湾の中部、南部、東部の標高1,000メートル以下の山の斜面、農園、耕作放棄地、管理が行き届いていない果樹園、檳榔畑に分布しています。

林務局によりますと、政府は毎年、「ツルヒヨドリ」の防除に多くの経費と人力を投入しています。現地の住民が「ツルヒヨドリ」の駆除作業に積極的に参与するよう奨励するため、政府は、住民が駆除した「ツルヒヨドリ」を買い上げています。2020年から買い上げ期間と数量に制限を設けず年中購入しています。買取価格は、一キログラム当たり台湾元5元(約日本円20円)です。

政府は買い取った「ツルヒヨドリ」を天然酵素洗剤や虫除けスプレーに加工し、または、それを土壌改良や植物の害虫対策などに使うなどして、「ツルヒヨドリ」を、被害をもたらす雑草から、環境にやさしく、人々の生活にも役立つものに変えようと工夫しています。

「ツルヒヨドリ」の成長状況を観察している機関、行政院農業委員会特有生物研究保護センターが発表した2020年の年末までの調査資料が示すところでは、各界が努力し続けた結果、台湾における「ツルヒヨドリ」の分布面積は、2001年の5万1852ヘクタールから、2020年には4393.7ヘクタールまでに減少し、その蔓延が大幅に制限されていることが分りました。しかし、この「ツルヒヨドリ」の繁殖力が物凄く強いため、駆除作業は今後も継続すべきです。

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