Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送ナルワンアワー(金曜日) - 2021-06-04_台湾へのサポートに積極的に取り組む日本人男性

  • 04 June, 2021
ナルワンアワー(金曜日)
台湾南部・台南市の黄偉哲・市長(左)が2019年8月、野崎孝男氏(右)に「城市外交顧問(都市外交顧問)」の証書を授与。野崎孝男氏が台南市の「城市外交顧問」に招へいされたのは、三度目。(写真:台南市提供、CNA)

 内政部移民署の統計によりますと、中華民国台湾にはおよそ1万6000人の日本国籍の人が暮らしています。本日は、こうした中から、ラーメンチェーンの経営の傍ら、積極的に台湾の各方面へのサポートを行っている一人の男性をご紹介したいと思います。それは、南部、台南市で暮らす野崎孝雄(のざき たかお)さんです。

 東京都出身の野崎さんは、大手メディアの記者、区議会議員を経て、およそ15年前に来台、国立台湾大学の博士課程で法律を学びました。大学院時代、台湾に進出した日本のラーメンは高すぎるという後輩たちの声を聞いたことから、ラーメン店開業を決意、本格的な味わいながら、低価格帯で、かつ台湾の人たちの好みにも合わせたラーメン店「MR拉麺」を開業、チェーン展開しています。

 プライベートでは台湾の女性と結婚し、南部、台南市で暮らしていている野崎さんはこれまで、ラーメンチェーン経営の傍ら、自身の台湾での創業経験や、台湾と日本、双方の文化に関するテーマについての講演も行っているほか、台南市政府の外交顧問、交流推進アドバイザーに就任、文化交流事業のサポートを行っています。

 野崎さんは、東日本大震災に対する台湾の各方面からの支援に恩返ししたいと、2013年から経営する「MR拉麺」で毎年3月11日、台湾の人々を対象に、一杯注文した人に無料券を配る活動を行ってきたほか、台湾各地でじ自然災害が発生する度に、炊き出しや食事の差し入れなどの活動も行ってきました。

 今年2月の末、台湾産のパイナップルが、最大の輸出先であった中国大陸からの圧力を受け、輸出ができなくなった際には、何と3110トンものパイナップルを購入、お店でラーメンを一杯食べた人に、パイナップルを1つプレゼントする活動も行いました。

 そして、野崎さんは先週の5月25日、新型コロナウイルスの感染する中、最前線で働く医療スタッフの人たちを支援しようと、自身が理事長をつとめる台南市日本人協会の外食産業に従事するメンバーと共に、150個の和風弁当をつくり、台南市内の奇美医学センターに届けました。

 150個の和風弁当は、台南市の黄偉哲(こう・いてつ)市長の立ち会いのもと、奇美医学センターの邱仲慶(きゅう・ちゅうけい)センター長に手渡され、邱院長は、台南市日本人協会の代表3人に感謝状を贈呈しました。

 黄・市長は、「外食産業自体が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている中、日本の友人達は、医療スタッフに美味しいお弁当を配り、こうして気にかけてくれた。この事を、台南の人々は決して忘れることはない。そして、この事は台湾と日本の間が、各レベルにおいていずれも密接な関係にあることの証明だ」と述べ、感謝を示しました。

 なかなかできることではないですね。こうした方が、台湾と日本の双方の友好関係、信頼関係を支えているといえそうです。

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