リスナーの皆様は、台湾産パイナップルをお召し上がりになりましたか。これまで主な輸出先だった中国大陸が2月末に急遽、3月1日から輸入禁止という圧力をかけたことで行き場を失った台湾産パイナップル、こうした中、日本から台湾産パイナップルを支援しようという動きが広がり、対日輸出は過去最高となりました。台湾産パイナップルは、他国産に比べ価格が高く、これまで日本市場での取り扱いは多くありませんでしたが、初めて口にして、その美味しさを知ったという方もたくさんいそうです。
これまで台湾に来たことがあるという皆様は、台湾を代表するフルーツをお召し上がりになって、改めて台湾を恋しく感じられたことでしょう。新型コロナウイルスの流行により、ますます双方の往来は困難となっていますが、本日は、台湾産パイナップルをはじめ、台湾の各種グルメが味わえるビュッフェイベント「ハオツータイワン」についてご紹介したいとおもいます。
美味しい台湾を意味する「ハオツータイワン」イベントは、台湾観光局東京事務所と、東京・池袋にあるJR東日本グループのホテル、「ホテルメトロポリタン」がタッグを組み、5月6日から6月30日まで開催されています。
「ハオツータイワン」のメニューから、特に台湾の味といえるものをご紹介しましょう。
生ハムメロンならぬ台湾パイナップルと生ハムに加え、台湾のソウルフード、バラ肉を刻み、濃いめの味をつけ煮込み、ごはんにかける「ルーロウファン」、台湾式ビーフン、台湾風切り干し大根入りオムレツ「ツァイプーダン」、焼きニラ饅頭、そしておなじみ小籠包、ちまき、そして、これまた今大人気の台湾風カステラ、愛玉子&オレンジゼリー、タピオカ&ココナッツミルク、マンゴー&豆花、そして、この夏に、台北市にオープンする「ホテルメトロポリタンプレミア台北」のレシピによるパイナップルケーキも提供されます。
料理長の小池哲さんは、今回、台湾産「きんさんパイン」をメニューに取り入れました。小池さんは、マーケットで台湾産「きんさんパイン」がほとんど手に入らない時期、一口食べようと探し求めたそうです。そして、ようやく買い求め、一口食べた小池さんはその甘さ、美味しさにびっくりしました。今でも台湾産「きんさんパイン」がナンバーワンと語る小池さんは、価格と量を考えたら、日本のフルーツの王様メロンにも完勝だ、と絶賛しました。
メディアからどの料理が一番手がかかったかと問われた中、台湾料理のメインシェフは、ルーロウファンを挙げ、バラ肉を柔らかくし、かつしっかり味をつける為には蒸す工程と、油で揚げる工程が必要だと説明しました。また、日本の方は八角の味が苦手な人が多いことから、こうした調味料をできるだけ少なくしつつ、台湾の味にできるだけ近づける努力をした、としています。
この「ハオツータイワン」イベント、「ホテルメトロポリタン」のウェブサイトから、ランチ、ディナーの予約ができるようになっているようです。ご興味がある方は、是非足を運んでみてくださいませ。