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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送ナルワンアワー(金曜日) - 2021-04-09_台日学生交流の推進に尽くす古川千樫先生に永久居留証授与

  • 09 April, 2021

 リスナーの皆様は、ジョージ・レスリー・マッカイ博士をご存知でしょうか。マッカイ博士は清朝の時代の1871年に来台し、キリスト教の布教活動のほか、病院や学校の建設、貧しい人々への支援活動などを積極的に行ったスコットランド系カナダ人です。台湾ではなお、マッカイ博士が開設した病院を前身とする総合病院があり、その名前は広く知られています。

 中華民国台湾の衛生福利部では、マッカイ博士のように長期間に渡って台湾で暮らし、無私の心によって、台湾の為に貢献してきた65歳以上の外国籍の人たちを対象に、内政部移民署を通じて永住権を与えるほか、公共交通機関や公立の各施設を利用する際、台湾の高齢者と同様の優待措置を与える「マッカイ計画」という取り組みを行っています。

 この度、内政部は、1999年に来台後、20年以上に渡って大学で教鞭をとり、台湾と日本の学生の交流を推進してきた日本人の古川千樫(ちかし)さんに、この「マッカイ計画」に基づき、永住権にあたる「永久居留証」を授与しました。

 古川さんは長らく中部・台中市の私立、東海大学に勤務してきました。そして、学生に取材や文章の書き方を指導し、雑誌「花火」も創刊しました。1999年に季刊という形でスタートしたこの雑誌「花火」は現在まで80冊近く発行されています。2005年には東海大学の校内で、初のアジア学生会議を主催、グローバル化する時代において、日本語が演じる役割について討論しました。このアジア学生会議には、アジアの15の国・地域からおよそ100名の若者が参加しました。

 古川さんはこのほか、NGO「台湾東アジア歴史交流協会」を設立、公共テーマについて研究を行ったほか、日本語学部の学生たちをつれて、921台湾中部大地震の被災地を訪れ、現地のお年寄りへの聞き取り調査を行い書籍にまとめたほか、台湾原住民族の文化に関する記録のサポートをおこないました。これらの功績が認められ、東海大学から優れた教師に送られる賞を2回授与されたほか、2019年には行政院三等服務奨章を贈られました。

 古川さんは東海大学定年後も、兼任教授として同大学で若い学生たちの指導を行っています。そして、今回、東海大学からの推薦を受け、衛生福利部が、古川さんは「マッカイ計画」の資格を満たしていることを確認後、内政部移民署により、永住権にあたる「永久居留証」の授与が行われました。

 内政部移民署台中市第一サービスセンターの周佑仁・主任は、古川さんは学生の指導のほか、台湾と日本の学生の交流を積極的に促してきたと賞賛、定年後もなおも、台湾の次の世代の優れた人材の育成の為に尽力しているとして、改めて謝意を示しました。

 恥ずかしながら、私は、古川さんの功績を今回初めて知りました。台湾と日本の友好関係は、こうした方々に支えられているといえそうですね。

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