ナルワンアワー(金曜日) - 2021-01-01_大手旅行サイト「Expedia」の検索ランキングから見る台湾人の「日本ロス」

  • 01 January, 2021
日本の長野県の白骨温泉と同様、美人の湯として知られる北東部宜蘭県の「鳩の沢温泉」。(写真:林務局提供、CNA)

 12月中旬、大手の旅行オンラインウェブサイト「Expedia(エクスペディア)」は、2021年旅のトレンドレポートを発表しました。そして、このレポートの中には、検索数が多かった国内、海外の旅行先のランキング「2021年夢の旅先TOP20」もあり、日本の都市は1位の東京、3位の大阪、4位の京都を含め、何と7都市入りました。ほかの海外の都市は13位にタイのバンコク、16位に韓国のソウルが入ったのみですので、台湾の人たちにとって、日本が旅行先としてどれほど人気なのか伺えますよね。いわゆる「日本ロス」に陥っている台湾の人たちは少なくないんです。

 こうした中、台湾では、いわば「なんちゃって日本」が体験できる場所やお店が話題になっているんです。

 体験型ツアーのオンラインプラットフォーム、オールティンは、開業以来、海外商品の実に7割が日本のオプショナルツアーでした。日本へ渡航できない中、同社では、日本の長野県の白骨温泉と同様、美人の湯として知られる北東部宜蘭県の「鳩の沢温泉」、徳島県の祖谷渓温泉と同様、秘境に佇む北部・新竹県の泰崗野溪温泉のほか、百年前の日本式建築が立ち並ぶ中南部、嘉義市の嘉義ヒノキヴィレッジへの訪問ツアーなど、各種の「なんちゃって日本体験」ツアーを打ち出しています。

 また、各台湾メディアも、台湾内で「なんちゃって日本」体験ができる場所を紹介しています。ご案内しましょう。

 北部、桃園市、現在は戦没者などを祀る桃園忠烈祠は、日本統治時代は「桃園神社」でした。国民政府が台湾にやってきたあと、日本統治時代の神社の多くは取り壊されましたが、この桃園神社は、ほぼ完全な形で残されています。また、台北市、私ども台湾国際放送の最寄り駅、圓山駅近くにある臨在護国禅寺は京都の建仁寺(けんにんじ)に似ています。また、北西部、苗栗県の沿海部、通宵には通宵神社があります。

 このほか、台北市北部、北投にある三層崎公園は花の名所で、台湾版の富良野と呼ばれています。

 また、台湾では現在、日本の外食産業がたくさん参入してきていますが、台湾でも日本のキャラクター、リラックマのカフェは今年6月、台北市内の新店舗でリニューアルオープン、インスタ映えすると話題になっています。

 このほか、台湾の観光客に人気の日本のお土産の一つといえば、ビタミン剤ですが、現在は台湾にも日系のドラッグストアが進出、日本で製造されたこうしたビタミン剤が購入できるようになり、人気を集めています。

 現在台湾では、こうした「なんちゃって日本」で、「日本ロス」を解消するしかない状況ですが、一日も早く、コロナが収束し、自由に行き来ができるようになることを、心から願っています。

 

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