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ナルワンアワー(月曜日) - 2022-09-12_“日本式古民家の街”、「 榕錦時光生活園區」

  • 12 September, 2022
ナルワンアワー(月曜日)
(写真:榕錦時光生活園區(rong jin Gorgeous Time)/台北市文化局提供)

台湾に、また新たな“日本の雰囲気”を楽しめるスポットが誕生しました。

台北市の金華街にあった日本時代の「旧台北刑務所官舎」が、「榕錦時光生活園區(rong jin Gorgeous Time)」という日本風の街並みのスポットに生まれ変わって先日(9/7)にオープンしました。

この金華街は、ちょうど台北メトロ(MRT)の東門駅と古亭駅の中間あたりにあって、蒋介石・元総統のメモリアルホール、中正紀念堂まで続く通りで、このあたり一帯は日本統治時代の1905年に建てられた台湾最大の監獄「旧台北刑務所」で働く職員の宿舎がありました。

その古い建物は長く残されてはいたのですが、2016年に火災によって4軒が焼失し、2軒の屋根と骨組みが燃えてしまいました。そのようなこともあり、かなり廃墟化していたんですが、台北市文化局がまず1億4298万元(日本円およそ6億6000万円)を投じて全面修復作業を行い、さらに2020年に文化局が「古民家文化運動計画」によってマッチングした運営団体がさらに5847万元(およそ2億7000万円)を投じて、トータルおよそ3年の月日をかけ、新たなスポット「榕錦時光生活園區」に生まれ変わらせました。

園内には、世界一に輝いたことのあるコーヒーショップ「Simple Kaffa」や、人気のベーグルのお店「好丘」、日本の「九州ワッフル」、文学的なおしゃれなギフトショップ「金錦町」などの様々なお店が入っているほか、和服の体験もできるので、この日本風の街並みの中、和服を着て散策したり、写真を撮ったりできるようになっています。

この工事をしている様子を時々見ていましたが、台湾は古い建物を、雰囲気はそのままに、リノベーションするのが上手いなぁと感じます。

今回の建物も、元の環境と空間を維持して、園内の樹木の生育環境も保護し、日本でもほとんど見られなくなったような造りの建物を活かしつつ、ショップの一部は壁一面をガラス張りにするなど、新旧を融合させたおしゃれな空間となっています。

一見、蔵のような赤レンガの建物もあって、元々なんだったのかしら?と思ったら、元々は公衆浴場だった建物だそうで、そんなかつての生活の一部もうまくリノベーションしています。

日本人にとってなんだか懐かしい雰囲気を感じる一方、日本にはない台湾の文化や気候と融合した建物や周辺の木々に、日本では見ることのできない、独特の空気感を楽しむことができますよ。

また、将来的にはこの近隣にある錦町日本式宿舎群や、旧林務局局長宿舎、国立台湾大学潮州街7號、9號、さらには、歴史的町並みのエリアである“青田街”など、日本式の建物の文化資産たちと連携して、台北の新たな文化散策路を作り出していきたいとしています。

台湾と日本の融合が時を超えて、リニューアルして、今、また新たなスポットとして注目を集めています。

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