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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送ナルワンアワー(月曜日) - 2021-12-20_「第15回 日本国際漫画賞」で台湾の漫画家の作品が優秀賞を獲得

  • 20 December, 2021
ナルワンアワー(月曜日)
「第15回 日本国際漫画賞」で、台湾の漫画家、顆粒(Cory)さんと原作者、逢時さんが手掛けた作品「CliniClowns:last goodbye【クリニクラウン―「またね」を最後にもう一度―】」が優秀賞を獲得した。(写真:尖端出版および鏡文學提供)

12月15日、日本の外務省が今年(2021年)の国際漫画賞「第15回 日本国際漫画賞(JAPAN INTERNATIONAL MANGA AWARD)」の受賞者を発表しました。

この国際漫画賞とは、海外への漫画文化の普及と、漫画を通じた国際文化交流に貢献した漫画作家を顕彰することを目的として、外務省が2007年に創設したものです。

毎年、世界各国から何百もの応募が寄せられていて、昨年(2020年)の第14回では、台湾の作家・韋蘺若明(イリ・ジャクメイ)さんの「送葬協奏曲(Funeral director)」が最優秀賞を受賞したほか、呉明益・原作の小説を漫画化した阮光民(ゲン・コウミン)さんの作品「歩道橋の魔術師」が優秀賞を、そしてD.S.さんによる性的マイノリティの青少年の成長のストーリーを描いた作品「百花百色(BLOSSOM)」が入選を果たした、という情報をこのコーナーでもご紹介しました。

これに日本でも、台湾の漫画家さんたちのレベルの高さに注目が集まりましたが、なんと今年(2021年)も台湾から3名の受賞者が出ました!

第15回を迎えた今年(2021年)は、世界76の国や地域から、過去最多となる484作品の応募があったそうですが、その中から、台湾の漫画家、顆粒(Cory)さんと原作者、逢時さんが手掛けた作品「CliniClowns:last goodbye【クリニクラウン―「またね」を最後にもう一度―】」が優秀賞を獲得しました。

実は顆粒(Cory)さんは、2012年に「許個願吧!大喜(願って!大喜)」という作品で「第5回 国際漫画賞」優秀賞を受賞したことがあります。実はこの国際漫画賞で台湾の作家が受賞したのは、この時の顆粒(Cory)さんが初めてで、以降、この漫画賞に参加する台湾の漫画作家が増えるきっかけとなっただけでなく、台湾の漫画作家が日本からも注目され始めるきっかけとなった人物でもあります。そして今回が2回目の受賞です。

また、このほかに、張季雅さんの「異人茶跡4:茶迷大稻埕(異人茶跡4:茶に夢中 大稻埕)」と、作者:Evergreen Yeh(エバーグリーン・イエ)さん、原作:李尚喬さんの作品「蜉蝣之島(カゲロウの島)」が入賞しました。

台北駐日経済文化代表処 台湾文化センターによりますと、文化部の李永得・部長は、この受賞の知らせを聞くと、祝福の意を伝え、台湾の漫画産業を引き続き支援する考えを示したとのことです。

台湾文化センターでは、ここ2年、台湾文化コンテンツの産業化と国際化を促進する独立行政法人「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(TAICCA)」と共に積極的に台湾の漫画の日本での普及に努めています。

昨年(2020年)には「台湾漫画夜市」というイベントを開催し、それをきっかけに台湾の漫画作家、阮光民さんの作品「用九柑仔店(用九雑貨店)」の日本版権が販売され、来年(2022年)1月に日本の出版社から翻訳出版されることが決定したり、台湾の漫画家AKRUさんの作品「百獸笛」と「青騎士 第2B号」が漫画雑誌に連載されたりするなど、台湾の漫画家たちの活動の場が日本にどんどん広がっていて、台湾の漫画を日本に普及させるという活動の成果が徐々に表れてきているとしています。

今後も引き続き、日本の漫画出版社や書店と協力して日本での台湾の漫画の知名度をさらに向上させ、台湾の漫画の日本市場参入を促進していきたいとしているので、きっと皆さんもこれから日本で台湾の漫画家さんの作品を目にする機会が増えると思います。みかけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

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