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ナルワンアワー(月曜日) - 2021-09-06_日本の人気漫画「頭文字D」の期間限定カフェ

  • 06 September, 2021
ナルワンアワー(月曜日)
日本の
ナルワンアワー(月曜日)
日本の人気漫画「頭文字D」の期間限定カフェが“台北の電気街”と呼ばれる忠孝新生駅近くの三創生活園區に登場!車好きなどから注目を集めている。

台湾では様々な日本のアニメが人気を集めていますが、今、特に男性に人気の日本の漫画の期間限定イベントが台北で行われていて、注目を集めています。その漫画とは「頭文字D(イニシャルD)」─。

実在する日本の峠を舞台に、主人公である藤原拓海が藤原豆腐店の店主であり父親である藤原文太の愛車であるトヨタスプリンタートレノ(AE86・愛称ハチロク)に乗って、峠バトルを繰り広げる物語。多くの強力なライバル達との戦いを通して、主人公が相棒であるハチロクと共に成長していく姿が描かれています。そしてその中に、高校生という思春期の揺れ動く心情を描いた青春要素も含まれた作品です。

しかも、漫画の舞台が実在するということや、登場する車も、「ハチロク」をはじめ、「RX-7」や「シルビア」、「スカイラインGT-R」、「ランサーエボリューション」、「MR-2」などなど…実際に車好きから愛された車種が続々と登場することから、アニメファンだけでなく、有名レーシングドライバーも含む多くの車好きからも注目を集め、テレビアニメ作品や劇場版、そして実写映画版も登場しました。

実は、この実写映画版の「頭文字D」は、香港映画「インファナル・アフェア」のスタッフとキャストが集まり、日本、台湾、香港の俳優たちが共演して映画化していて、主人公の藤原拓海役は、台湾のカリスマアーティスト、周杰倫(ジェイ・チョウ)が、ヒロイン役は日本の鈴木杏が演じています。

ですので、台湾でも実写映画版を見たという人も多く、日本にロケ地巡りをしに行ったことがあるという人も少なくないようです。

その「頭文字D」の期間限定カフェが台北市の“電気街”と呼ばれる台北メトロ忠孝新生駅近くにある「三創生活園區」に登場しているということで、漫画のファンの人たちが集まっています。

「期間限定のカフェがオープン」という触れ込みですが、会場は、カフェというよりも展示イベントの雰囲気で、「頭文字D」の漫画のシーンの大きなパネルや、登場人物のパネル、そして、入り口の天井には、漫画の中で車がドリフとするときの音をあらわした「ギャァアアア」というカタカナの文字までもが掛けられていて、漫画の世界観を作っています。

訪れている人たちは、カフェよりもどちらかというと、その展示してあるパネルや、「頭文字D」のロゴを付けた様々なグッズ販売のコーナーがお目当ての人が多いようです。

でももちろん、カフェの方もこだわっていて、主人公の家が“豆腐店”ということから、カフェでは、豆乳で作る台湾スイーツの豆花、「招牌冰豆花(おすすめ冷たいトウファー)」や「金時杏仁豆腐」、「豆腐雞肉鮮蔬沙拉(豆腐チキンサラダ)」、「培根豆腐蛋沙拉貝果(ベーコン豆腐サラダベーグル)」と、豆腐にちなんだメニューがあります。もちろん、ドリンクメニューの中にも「豆乳」があります。

イベントが始まってしばらくは、ちょうど新型コロナの影響で店内飲食ができなくなっていましたが、防疫対策という点と、“車”というテーマとかけて「豆花ドライブスルーサービス」を行っていて、車から降りずに「豆花」のテイクアウトができるサービスも行っています。

今は、店内飲食が解放されましたので、ソーシャルディスタンスを保つなどの防疫対策を取りながら店内でも楽しめます。

そして、本来はここに“藤原とうふ店”とボディに書かれた実際の「ハチロク」が展示される予定なのですが…現在、手続き上の関係でまだ到着しておらず、ファンたちはいつ到着するのか待ちわびているところです。

日本の漫画が広く人気を集めている台湾。今回のこのイベントでは、漫画のファンの人、車好きから注目を集めています。

元々は8月31日までの予定だったのですが、9月14日までに開催が延長となっていますので、まだもうしばらく台湾の人たちを楽しませてくれそうです。

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