Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送ナルワンアワー(月曜日) - 2021-06-07_日本から新型コロナワクチン到着!感謝のメッセージであふれる台湾

  • 07 June, 2021
ナルワンアワー(月曜日)
6月4日午後、日本から新型コロナウイルスワクチン124万回分が台湾の桃園国際空港に到着。飛行機到着直後から、蔡英文・総統をはじめ、台湾の著名人や公的機関がフェイスブックやTwitterで感謝を表した。(写真:CNA)
ナルワンアワー(月曜日)
日本の在台湾窓口機関である日本台湾交流協会にも続々と感謝の花が届けられた。これには交流協会のスタッフも予測しておらず「スタッフ一同、感動している」と喜んだ。(写真:日本台湾交流協会フェイスブックページより)

先週金曜日(6/4)午後1時58分、日本から新型コロナウイルスワクチン124万回分が台湾の桃園国際空港に到着しました。

台湾ではこれまで新型コロナの抑え込みに成功していたことから、ワクチンの接種が遅れていたことや、ワクチンの入手がスムーズに行っていなかったところに感染の拡大が起こったため、急なワクチン不足が起こっていました。

これまで台湾で接種が行われていたのはイギリスのアストラゼネカ製のワクチン。

一方、日本ではアストラゼネカ製のワクチンの接種を当面見送ることを決めており、日本国内向けに確保する1億2000万回分のワクチンが宙に浮くとされていました。

そこで、日本では、ワクチンを必要としているところに提供しようという動きが発生。当初は、ワクチンを分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」経由で台湾への提供を検討していましたが、届くまでに時間がかかる「COVAX(コバックス)」経由ではなく、直接提供することになり、先週金曜日、6月4日に早速、台湾に届けられました。

一部では、日本で使用しないものを送るのは失礼ではないかという声も上がりましたが、台湾ではワクチンが不足していること、そしてこれまでアストラゼネカ製の接種を行っていたため、1回目は接種したものの2回目の接種を待っている人も少なくないこともあり、台湾では歓迎ムードとなっていました。

ワクチンを積んだ飛行機は、予定よりも40分も早い午後13時58分に到着。

台湾では毎日午後14時から新型コロナウイルス感染症対策本部の中央感染状況指揮センターが定例記者会見を行うのですが、まさに記者会見の始まるタイミングで到着し、すべてのニュースチャンネルでワクチンを載せた日本の飛行機が映し出されていました。

飛行機到着直後の記者会見では、中央感染状況指揮センターの陳時中・指揮官が日本への感謝の意を表したほか、その後も蔡英文・総統をはじめとした台湾の著名人や公的機関がフェイスブックやTwitterで感謝のメッセージをアップ。

また、飛行機が到着する際、台湾の管制官が英語で「日本航空809便、台湾人はあなたたちのサポートに感謝しています」と伝え、機長からも英語で丁寧に「どういたしまして」と返事があったということも紹介されているほか、一般の人たちからも「日本、ありがとう!」というたくさんの感謝のメッセージが上がっていて、ワクチンが到着した4日から台湾のあちらこちらで日本からのワクチン提供に対する感謝の気持ちがあふれています。

また、ネットでは、ワクチンを運んできた日本航空の飛行機がすぐに貨物を積んで日本に戻ることに、台湾の人たちから、「空っぽで日本に返すわけにはいかないよ。台湾のお土産を満載にして帰ってもらおう!」という書き込みが出ると、それを受け「アップルマンゴーやライチ、パイナップルも買って届けたい」とか、「タピオカミルクティーと鶏のから揚げをいっぱいにして帰ってもらおう!」とか、中には「オードリー・タン(IT担当大臣)を1か月日本に貸し出そう!」なんて冗談と併せて、日本への感謝を届けていました。

そしてその日の夜、台北のランドマークのひとつ、世界有数の超高層ビル「台北101」では、4日の夕方18時半から夜22時にかけて、「合作對抗疫情(協力して新型コロナに対抗しよう!)」、「台日友誼長存(台湾と日本の友好関係は長く続いている)」、「台灣❤日本」、「攜手前行(ともに手を取り合って前に進もう!)」、「台日の絆と感謝」の5種類の感謝のメッセージが映し出されました。その様子は「台北101」のオフィシャルフェイスブックページに「真の友人とは、必要な時に互いに助け合い、支え合う!早くこの困難を共に乗り越えて、また会えると信じています」とのメッセージと共にもアップされました。

また、もう一つの台北のランドマーク「圓山大飯店(グランドホテル)」でも、ホテルの客室の明かりを使って、“カタカナ”で「カンシャ」とのメッセージを届けていました。

この他にも、日本の対台湾窓口機関である日本台湾交流協会には、感謝の花が続々と届けられています。しかもそのほとんどが一般市民からで、これには交流協会のスタッフも「全く予測していなかった」とし、「スタッフ一同、感動している」と喜んでいました。交流協会ではそのオフィスを埋め尽くす大量の花の写真を公式フェイスブックに「現段階でできることをしただけ。しかし多くの日本人が心から台湾の友人のために何かしたいと思っている」とのメッセージと共にアップ。すでにその書き込みは3,600件以上シェアされ、13万以上ものいいね!がつけられています。

この他にも、私自身も台湾の友人たちから「日本、ありがとう」というメッセージをたくさん受け取りました。

私個人は全く何もしていないのですが、台湾の人たちは「この感謝の気持ちを日本人に伝えたい!」と知り合いの日本人一人一人にメッセージを送っている人も少なくないようで、私の周りの日本人からも「私も感謝のメッセージを受け取った」という声を聞きます。

困っているときにはお互いに手を差し伸べる。いつもとは格段にスピードが違った日本の対応は、これまでもお互いに助け、助けられたその関係があったからこそ実現したものですね。

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