ナルワンアワー(月曜日) - 2021-03-29_日本で話題の「常識を覆す中華まん」に台湾人“困惑”

  • 29 March, 2021
最近日本で「今までの常識を覆す具が入っていない“生地だけ”の中華まん『すまん』が人気」という話題に台湾では「それは饅頭(マントウ)なのでは?」と困惑と笑いが起こっている。

最近、日本では“肉まん”や“あんまん”でおなじみの「井村屋」が発売した新しい中華まんが話題だそうですね。

昨年(2020年)の9月に、井村屋の担当者が公式ツイッターで6年前に寄せられたお客さまからの、「中身の入っていない中華まん、むしろそれは中華まんではないものが大好物な人間も居るので、井村屋さん作ってくれないかなぁ…」というつぶやきを引用して、「たまにその意見、もらいます。『井村屋の肉まんのガワ!中身は自由♪』って売れるかな?」とつぶやいたことがきっかけとなって、たった2か月で商品化。「今までの常識を覆す具が入っていない“生地だけ”の中華まん『すまん』」としてネット限定で販売するとSNSで話題となり2か月で完売し、注目を集めました。

台湾では、普段から日本の日常的なニュースもよく紹介され、特に日本で新たな人気商品が登場すると、すぐにチェックするという人も多いのですが、今回、このニュースが台湾で流れると、ネットでは違った意味で大注目を集めました。

その反応とは…

「それって、饅頭(マントウ)じゃない?」というもの。

この饅頭(マントウ)とは“饅頭”という字を書いてman2tou2と呼ぶ中華“蒸しパン”のこと。台湾では朝ご飯に主食として食べたり、おやつに食べたりする馴染みの食べ物で、日本人に饅頭(マントウ)を説明するときに、“肉まんや、あんまんの中身が入っていないものだよ”と紹介するものですので、今回、井村屋が発売した「すまん」が“今までの常識を覆す”と紹介されていることに台湾のネットユーザーたちは「えっ?」っと困惑しているようです。

このニュースに台湾のネットでは、「これを研究するのに6年もかかったの!?」とか、「これを発明するのにそんなに長い時間がかかったの?」といった意見が多くありました。

実際にはこの「すまん」は、つぶやきから3日で試作品ができたそうですが、最初のお客様からのつぶやきから発売まで6年かかかってようやく商品化されたものが、台湾人にとってなじみのある食べ物だったため、このような驚きのコメントが多かったようです。

またその他にも、「中にハムやチーズ、肉鬆(豚肉でんぶ)などを挟むともっと美味しいことに気付くよ」というコメントがある一方、これの発売までここまで時間がかかったんだから、「あと6年したら生地に黒糖を加えたらいいと気づくかな」とか、「あと10年しないと饅頭(マントウ)に玉子を挟んだら美味しいことを発明できないかな」といった冗談も。

なお井村屋は、「すまん」の食べ方として、そのままでもいいし、好きな餡・具材を挟んで食べてもいいですよ!と紹介していて、実際に「すまん」を購入した人たちも、揚げたり、ハンバーガー風にしたり、お好み焼き風にしたり…と、様々なレシピを考えてネットで紹介しています。

実際、私もこの話題を見て「あれ?これは饅頭(マントウ)では?」と思ったのですが、日本の中華まんの生地は「饅頭(マントウ)」よりももっと軽い食感で、やはりちょっと違うかもしれません。また「井村屋」の担当者によると、「“二段発酵製法”を開発したことでよりもっちりとした風味のある生地となっている」そうです。

ちなみに、台北市内でも饅頭(マントウ)は大体台湾元で1個15元前後(日本円およそ57円)で販売されているので、「すまん」が1箱6個入で1,080円、つまり1個当たり180円で販売されていることに驚きを隠せないようで、「台湾は日本人に饅頭(マントウ)を売るチャンスを逃したね」というコメントや、「台湾の饅頭(マントウ)屋さんは“日本創作の餡ナシ饅頭(マントウ)”に改名して2~3倍の値段で売ればいいよ」とか、「うちの近所にある饅頭(マントウ)屋さんは実は高級日本食店だったのか!」といったジョークも飛び出していました。

台湾の人たちに衝撃と笑いをもたらしたこの井村屋の「すまん」。今回、限定販売でもう売り切れとのことで食べ比べはできませんが、果たして同じなのか?違うのか?食べ比べてみたいところですし、これをきっかけに、台湾で売っているプレーンだけでなく黒糖や、葱が練りこんである物など、様々な種類の饅頭(マントウ)も日本で注目されるかもしれませんね。

Program Host

関連のメッセージ