4月、春の暖かな日差しと涼しい風、窓の外の晴れ渡る空を眺めると、いつもどこかへ出かけたくなります。台湾では最近、花見イベント「アブラギリ祭り」が始まりました。各地方自治体は、アブラギリの開花状況に合わせて相次いでイベントを実施しています。
アブラギリの花は、毎年の3月から5月にかけて見頃を迎える、白い花のことです。主に台湾の二番目に大きいエスニックグループ、客家人の集落の近くに咲いていており、客家人のシンボルとされています。花が舞い落ちる時は、雪が降っているように見えますので、「4月の雪」、または「五月の雪」と呼ばれています。
今週は、「アブラギリ祭り」をテーマとした、客家語の歌をお聞きいただきましょう。「桐花開」、「アブラギリの花が咲いた」です。山一面に咲いている白いアブラギリの花が、風に乗って飛んでいく情景を歌っています。
(編集:曾輿婷/王淑卿)