今週は、台湾で二番目に大きいエスニックグループ、客家人男性シンガーソングライター黄鎮炘(フアン・チェンシン)による客家語の楽曲をお送りします。
黄鎮炘は台湾中部、台中の郊外、石岡で生まれました。高校時代から音楽を始め、20年以上、各地のショーで歌手として活動してきました。
その後、自らのルーツである客家語歌謡の中で、故郷の石岡や東勢といったエリアで使われている大埔方言の歌がほとんどないことを残念に思った彼は、音楽愛好家たちとバンドを結成、大埔方言による楽曲や童謡の製作を開始しました。
2012年にリリースした2枚めのアルバムは台湾のレコード大賞にあたるゴールデンメロディーアワードの客家語アルバム賞と客家語歌手賞にノミネートされました。
チェンシンは近年も作曲活動のほか、台湾各地の小学校や中学校でコンサートを行い、歌を通じて客家語の魅力を伝えています。今週は黄鎮炘の楽曲の中から、「散歩」をご紹介します。