ウーロンブレーク(2020-11-18)費玉清「直到永遠」/チャゲアス「風舞」

  • 18 November, 2020
  • 曾 輿婷
(写真:アルバムカバー)

今週は、台湾のベテラン男性歌手、費玉清による「直到永遠(永遠になるまで)」をお送りいたします。

「国境の長いトンネルを抜けると、雪国であった」と、これは、川端康成の『雪国』の冒頭ですね。この歌の歌詞は、まさにこの情景の中で始めました。

歌詞で描かれている男性は、女性と待ち合わせをしているのでしょうか。女性から贈られてきた写真をポケットにしまい込み、プラットホームで、人気がなくなるまで女性を待っていました。しかし、いくら待っても待ち人は現れず、すべてを悟った男性は、「人生は雪のように、春が来ると消えてしまう。過去の幸せな思い出はもう取り戻せない」と歌いました。

この歌の原曲は、日本の音楽ユニット、チャゲアンドアスカが1980年に発売した一枚目のシングル「風舞」です。カバー曲の「永遠になるまで」は、涙からなった雪が風の中で舞い落ちる様子を描いていますが、原曲は、夜の冷たい風の中、別れの調べに合わせて踊っています。また、カバー曲は、費玉清の特徴的な歌声により、柔らかくて、か弱いイメージを与えます。それに対して、原曲のチャゲアンドアスカは、より力強く、強靭な意志が感じられる歌声がします。メロディーは一緒ですけれど、この2曲は全然違うように聞こえますよ。

(編集:曽輿婷/王淑卿)

 

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