今週は、今年の6月から中国でライブツアーを始めた、台湾の人気女性アイドル、シンディ・ワンによるカバー曲「月光」(月の光)をお楽しみいただきましょう。
2003年にデビューしたシンディ・ワンは、可愛らしい歌声とスイートなルックスにより、「スイート教主」と呼ばれています。16年後の今、シンディ・ワンは変わらずに中華圏で活躍していますが、近年では少しずつ「大人の女性」へと路線を変更しているようで、明るくて甘い曲風のほかにも、様々な曲風にチャレンジしています。
「月光」は、シンディ・ワンが2004年に発表したヒットソングです。
原曲は、日本でも知名度の高い、「亜麻色の髪の乙女」です。元々は日本の音楽グループ、ヴィレッジ・シンガーズによる歌で、恋している女性の姿を歌っています。2002年に女性歌手、島谷ひとみによってカバーされたことで知られるようになりました。シンディ・ワンによるカバーバージョン「月光」は、2つのバージョンの原曲とも全然違って、優しく暖かな歌声で、そばにいてくれる恋人を月の光に譬え、幸せな気持ちを歌っています。この歌のおかげで、シンディ・ワンが大ブレークを果たしたと言われています。
(編集:曾輿婷/王淑卿)