:::

ウーロンブレーク(2019-07-03)流氓阿德「曾經我也想過一了百了」/中島美嘉「僕が死のうと思ったのは」

  • 03 July, 2019
ウーロンブレーク(水曜日)
今年のゴールデンメロディアワードで、台湾語部門男性シンガー賞を受賞したアーダー・ホァンは、一度生きることを諦めようと考えていたそうだ。(写真:Youtubeスクリーンショット)

今週は、今年のゴールデンメロディアワードで、台湾最大の方言、台湾語部門の男性シンガー賞を受賞した、アーダー・ホァンによるカバー曲「曾經我也想過一了百了」を送り致します。この歌のタイトルを日本語に直訳しますと、「かつて僕も死のうと思っていた」になります。ここでは日本のオリジナル曲のタイトルを拝借して「僕が死のうと思ったのは」と紹介させていただきます。

原曲は、日本の歌手と女優の中島美嘉が2013年に発表しました。「靴紐が解けたから」「誕生日に杏の花が咲いたから」など、原曲では日常風景に託して、死にたい理由を歌っていますので、ネガティブと思われがちですが、最後まで聞くと、実は主人公が「あなた」と出会うことで、生きることを前向きに考えるようになったという、癒しの歌です。

アーダー・ホァンによるカバーバージョンは、大体同じ内容ですが、死にたい理由については、「人生の出口が見つからないから」「心が引き裂かれて気力を失ったから」と、原曲よりもリアルに苦しみを描いています。この歌詞は、アーダー・ホァンが生きることを苦痛に思って、諦めようと考えた時に創作したものだそうです。

 

(編集:曾輿婷/王淑卿)

Program Host

関連のメッセージ