台湾では、11月22日、一年に一度の映画の祭典、ゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)の授賞式が行われました。この賞には、全部で21の大賞があります。今年の結果は、中国大陸の映画が14の賞を獲得、これに反して、香港が3つ、台湾は広義の意味で4つ、でした。広義というのは、映画自体は台湾の監督がとった台湾映画だったものの、実際に賞をもらったのは、中国大陸の俳優だった、というケースが2つ含まれているからです。このように、今年のゴールデン・ホース・アワードは、地域別で見ると、中国大陸の圧倒的勝利でした。台湾映画にとってかなり厳しい結果でしたが、台湾の女優、チェン・シャンチー(陳湘琪)さんが、最後の最後で最優秀主演女優賞を獲得してくれました。コン・リー(鞏俐)、ヴィッキー・チャオ(趙薇)、タン・ウェイ(湯唯)、グイ・ルンメイ(桂綸鎂)、という実力派女優陣との激戦を勝ち抜いた台湾のチェン・シャンチーさんに、台湾の人々が大きな喝采を送っています。
台湾ソフトパワー(2014/11/25)第51回金馬奨最優秀主演女優 陳湘琪さん
- 25 November, 2014