Rti 台湾国際放送 
鍾欣凌奪金鐘影后
10月25日、台湾テレビ業界の最高栄誉、テレビゴールデンベル賞（金鐘賞）の授賞式典が行われました。最も注目が集まるテレビドラマ主演女優賞では、激戦の結果、舞台劇出身のベテラン、42歳の鍾欣凌さんが大賞に輝きました。今年公開された台湾の連続ドラマ、サン・アフター・ザ・レイン（雨後驕陽）で演じた台湾の伝統的な母親役が高く評価されての受賞でした。鍾さんには、粉紅猪、というニックネームがあります。ピンク色の豚、という意味です。鍾さんは、身長151センチ、体重が83キロという小さくて太っちょ体型。ころころしていて親しみやすく、ギャグを連発してみんなを笑わせるお笑い系のノリで人気を博し、子ども番組の司会や、バラエティー番組などでも活躍、ドラマでも、たいていはユーモラスなキャラクターを演じることがほとんどでした。ですから、台湾の人たちの頭の中では、鍾さんはあくまでもお笑いキャラであって、演技派女優という印象はありませんでした。でも、ドラマ「雨後驕陽」では、ユーモラスな中にも真摯な家族愛を見せる、一昔前の母親像を見事に表現しています。