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数字の台湾 - 2022-12-19_風力発電による発電量が最高記録を更新

  • 19 December, 2022

本日は台湾の風力発電に関する話題です。

台湾は風力発電に力を入れていますが、先日、風力発電による発電量が最高記録を更新したというニュースがありました。

台湾電力によりますと、11月23日、風力発電による電力が、1000MW(メガワット)を超え、その後も1000メガワット以上が12時間以上続き、11月30日の午前5時15分時点の発電量は、過去これまでの記録を更新し、1173メガワットに達したとのことです。これは史上最高記録で、昨年の最大瞬時発電量767.9メガワットを大きく更新したことになります

台湾電力によりますと、陸上の風力発電は現在168基あり、全てあわせると297.04メガワットの発電となるとのことです。

現在は台湾南部の雲に林とかく雲林県の台西郷、台湾中部の台中港、彰化県にも風力発電機の設置を進めており、2025年までに370メガワットの電力の発電を目標にしているとのことです。

 

こうした陸上の風力発電だけでなく、海洋上の風力発電である洋上風力発電にも力を入れています。

第一期として既に21基設置されていますが、第二期計画として今年11月初めに着工され、2025年に完成予定とのことです。

民間、そして台湾電力による洋上風力発電は2025年には5600メガワットに達するとしています。

台湾は風況に大変恵まれた環境にあります。今回の記録更新は、東北から吹き始める季節風による影響が強いとしています。この東北季節風、東北モンスーンともいわれますが、秋から三月までは続くとされ、台湾各地に様々な影響を及ぼしているので、ご存知の方も多いと思います。

本日の数字の台湾では台湾の風力電力についてご紹介します。

 

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