11月26日に行われる統一地方選挙まで残り1ヶ月あまりとなりました。各コーナーでお伝えしていますように、台湾は非常に政治、選挙への関心が高いんです。ただ、今回の選挙戦、これまでとは異なっている部分もあります。それはなぜか、そうです。新型コロナウイルスの影響です。オミクロン株の重症化率は低いということで、次第に日常生活が戻りつつある台湾ですが、リスクがないわけではないため、以前のような選挙活動期間の大規模な集会の数は減っています。支持者や有権者との接触が禁止されているわけではありませんが、ソーシャルディスタンスが求められる中、これまでのように支持者に密着し、一人ひとりと握手してというわけにはいかなくなっています。なにより、常にマスクを着用しているため、候補者にとっては、文字通り顔を売れない状況になっているんです。
台湾の選挙ポスターは、ポスターというよりも、横断幕、垂れ幕といった大型サイズ、ただ、いくら大きい広告の横断幕をつくっても、実際に選挙区をまわって、いわゆるドブ板選挙をすることが難しい状況は、特に知名度の低い新人候補にとってはなかなか辛いようです。こうした中、今回、今まで以上に注目されているものがあります。それが候補者によるPRグッズです。標準中国語では「選挙小物」といいます。どんなものがあると思われますか。本日のこのコーナーでは、「選挙小物」に関する話題をご紹介しましょう。