close
Rti台湾国際放送公式アプリをインストール
開く
:::

宝島再発見 - 2022-03-12_台湾国際らん見本市、3/26-4/5開催へ

  • 12 March, 2022
宝島再発見
台湾南部・台南市が主催する「台湾国際らん展(台湾国際らん見本市)」が、3月26日から4月5日にかけて、台南市後壁区長安里烏樹林325号にある、「台湾蘭花生物科技園区(台湾らんの花バイオテクノロジーパーク)」で開催される。今年の目玉は、ウクライナの国旗の色に染められたらんの花。(写真:台南市提供、CNA)

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、昨年開催が見送られた、台湾南部・台南市が主催する「台湾国際らん展(台湾国際らん見本市)」が、3月26日から4月5日にかけて、台南市後壁区長安里烏樹林325号にある、「台湾蘭花生物科技園区(台湾らんの花バイオテクノロジーパーク)」で開催されます。

台南市の黄偉哲・市長は9日に開かれた、プロモーション記者会見で、今年のらん展のスローガン「12357,大家一起去(みんなで一緒に行こう)」を発表、是非、二年ぶりに開催される、「台湾国際らん展(台湾国際らん見本市)」に足を運ぶよう呼びかけています。

今年のらん展のスローガンの数字の部分、「12357」は、このらんの展示会の内容を説明するものです。1は一つのテーマ、2は二つの目的、3は三つの準備、5は5つの科学技術、7は七つの展示エリアです。今年の目玉は、ウクライナの国旗の色に染められたらんの花です。

黄偉哲・台南市長は、あいさつの中で、「世界で生産されるらんのうち、台湾産は3分の1のシェアを占めている。そして、台湾で生産されるらんのうち、半分が台南産だ」と述べ、台南市が台湾最大のらんの生産地だとアピールしました。

黄市長によりますと、今年は2年ぶりの開催ということもあり、新品種の開発の成果を示すだけでなく、斬新なディスプレーや、世界情勢などの話題に合わせた作品も展示します。例えば、最先端の染色技術で染め上げたウクライナ国旗色のらんの花。これを使って、ウクライナに対する支持を表明します。

ウクライナは、中国語では、烏克蘭という三文字を書きます。蘭の花の蘭という文字が入っていますね。台南市の市議会議員は、9日のプロモーション記者会見で「烏克蘭、ウクライナ」を支援するためのバザールを行い、ウクライナの国旗の色に染められたらんを販売していました。全部で2000本ありました。得た収入はすべてウクライナに寄付します。

今年の「台湾国際らん展(台湾国際らん見本市)」のメインテーマは、「蘭花奇幻世界(蘭の花のファンタジーの世界)」で、音声や光などのハイテクを駆使して来場者に新たな体験をもたらします。

二つの目的は、「台湾国際らん展(台湾国際らん見本市)」でビジネスチャンスを創出して新型コロナのパンデミックの影響を受けた蘭の栽培農家を助けることと、より多くの来場者のハイテクを駆使して作り出した蘭の花のファンタジーの世界を見せることです。

三つの準備は、「らんの花」、「ブルーの鯨」、「カボチャ」です。「らんの花」の花言葉を通じて全世界に平和への願いを伝えます。ブルーの鯨は、新型コロナウイルスのパンデミックが終息したら、産業のレベルアップを通じて再び販路を打開する「ブルーオーシャン」を象徴しています。カボチャは、ファンタジーの世界まで行く夢を乗せてくれる道具を意味します。今回展示に出される5個の「カボチャ」は、120日間の栽培を経てどれも大きくなっています。最も大きいのは、550キロに上っています。

五つの科学技術とは、「らんの宇宙」、「蘭の絵付け」、「らんの青春」、「らんの体験」、「らんの標識」です。音声や光に関するハイテクを駆使したり、バーチャルリアリティを利用したりして、異なるらんの世界を体験するということです。

七つの展示エリアは、童話に出ているファンタジーの世界をモチーフにし、来場者をらんの花に関する冒険の旅へいざなう「パビリオン」、台湾のらんの栽培農家が開発したらんの美を競う「コンテスト館」、らんの花の生活への応用を展示する「らんのクリエイティブ館」、商業用のらんの品種を展示し、国内外のバイヤーに商談会のスペースを提供する「商務館」、各種のらんの花の小売業者が集う「らんの花市館」、らんの花がいっぱい飾られ、来場者が休める「らんの花の公園」、来場者が地元のグルメを楽しめる「グルメエリア」です。

今年の「台湾国際らん展(台湾国際らん見本市)」の目玉である、ウクライナの国旗の色に染められた、らんの花ですが、ナノ技術を使ったため、時間がかかり、コストも高いです。3.5インチの植木鉢を例にとって見ますと、もともとの販売価格は台湾元200間から250元ですが、加工後、台湾元800元になります。四倍になりましね。今、外では買えません。「台湾国際らん展(台湾国際らん見本市)」だけで展示されます。

らんの花は台湾の重要な農産物の一つです。全世界の63ヶ国に輸出されています。そのうち、コチョウランが最も多いです。昨年14,020トン輸出されました。輸出額は45億元(約日本円186億円)に達しています。

2005年に始まった「台湾国際らん展(台湾国際らん見本市)」は、今や世界の三大らん展の一つになっています。

アクセスについてですが、台湾新幹線こと、台湾高速鉄道の嘉義駅で下車、黄16-1バスに乗れば、直接会場までいけます。

東日本大震災11年、高雄愛河の橋「ビクトリーブーケ」の色

東日本大震災から11年が経ちました。日本はもちろんのこと、台湾の蔡英文・総統も11日、フェイスブックに投稿し、助け合うことで、東日本大震災や新型コロナウイルスの挑戦など、複数の難関を乗り越えてきた台湾と日本は、真の友だと重ねて表明したなど、台湾でもこの東日本大震災の関連イベントが行われました。

例えば、台湾南部の大都市・高雄市では11日、高雄市内を流れる大きいな川、「愛河」の川辺にある六つの橋を、東京オリンピック・パラリンピックのメダリストに、副賞として贈られる「ビクトリーブーケ」の色にライトアップしました。

高雄市の陳其邁・市長は、愛河周辺を「ビクトリーブーケ」の色にライトアップしたことは、台湾と日本の深い友情を示し、ポストコロナ時代、日本と共にさらに美しい未来に向かってまい進しようとする気持ちが込められていると紹介しました。

一方、先週閉幕した政府主催の2022年台湾ランタンフェスティバルの夜のパフォーマンスでは、1500台の無人機・ドローンが日本による新型コロナウイルスワクチンの無償供与に感謝し、両国のゆるぎない友情を象徴する素晴らしい演出を行いました。 ,

愛河周辺のライトアップは、黄色いひまわりで、宮城県の復興の力を象徴し、岩手県を代表する花、青みがかった少し薄い紫をする、リンドウで東京オリンピックのロゴマークに呼応します。そして、福島県が県ぐるみで生産に取り組んでいる、トルコギキョウで世界に向けてその強い生命力を見せ付けています。

※ ※ ※ ※ ※

台北101、世界の平和を祈って点灯

北部・台北市のランドマークで、世界有数の超高層ビル、台北101は、ロシアによるウクライナへの侵攻を受けて、ウクライナに声援を送るため、去る2月26日午後6時半から10時まで、ビルの一番頂上の部分と59階から60回までの壁面をウクライナの国旗の色にライトアップし、ウクライナの安全と平和、および全世界の平和と安定を祈願しました。

ロシアとウクライナの戦争が続いているため、台北101は、その後、3月6日まで、高いフロアの壁面をウクライナの国旗の色にライトアップし、ウクライナ、並びに全世界の平和を願いました。

2月28日の図案は、ウクライナの国旗+「平和」という意味の英語「Peace」でした。3月1日から3月3日までの図案は、ウクライナと共にあることを意味する「Stand with (烏克蘭國旗、ウクライナの国旗)」、3月4日から3月6日までは、「為和平祈願(平和を祈願)」、「 World Peace」です。ウクライナに声援を送ると共に、全世界の平和も願っています。

Program Host

関連のメッセージ