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GO GO台湾 - 2021-12-11_台北&新北エリアのクリスマススポット

  • 11 December, 2021
GO GO台湾
台湾で最も注目されるクリスマスイベント「新北歡樂耶誕城」。11年目の今年(2021年)はレゴとコラボ。(写真:CNA)

トーク①:台北のクリスマススポット(信義新天地/心中山線形公園)≫

日本は今、街はすっかりクリスマスムードなのでしょうか。台湾は以前はクリスマスと言ってもあまり街にクリスマスムードが漂っていなかったのですが、写真が大好きな台湾の人たち、“フォトスポット”としてのクリスマスイルミネーションスポットが年々増えてきています。

 “フォトスポット”としての要素が重要だからなのか、日本のクリスマスイルミネーションというと、ちょっと幻想的な、ロマンチックな雰囲気を演出するようなものが多い印象ですが、台湾のクリスマスイルミネーションは、ツリーがあまりメインではなかったり、一緒に写真に写っても顔もはっきりと映るような、明るめでカラフルな、遊園地のアトラクションのようなものが多いなという印象です。

今年もキラキラ、カラフルなクリスマスイルミネーションがあちらこちらに登場しています!

毎年、まず話題になるのが、台湾のランドマーク、世界有数の高層ビル「台北101」のお膝元、台北信義新天地のクリスマスツリー!

新光三越デパートのA11館の前にある広場に毎年、大きなツリーが登場してみんなを楽しませていますが、今年のツリーは高さ17メートルの「夢幻灰聖誕樹」が登場!まるでうっすらと雪が積もったかのようなグレーのツリーには100個の特製のクリスマスボールのオーナメントと1万個の電飾が飾られています。

そして30分おきに人工雪が降ったり、ライトアップのショーが行われます。

しかも、この周辺は普段から夜になると百貨店のショーウィンドウがキラキラとしていて、おしゃれな街を演出しているんですが、このクリスマスシーズンになると、そのショーウィンドウも“クリスマスウィンドウ”に!

また、300メートルにわたって温かみのある暖色系の100万個のライトで彩られた「星光步道」や、新光三越のA11館とA9館をつなぐ橋には、星に見立てたたくさんの球体が飾られた「星空光廊」、そして、「迷霧森林,雪白鞦韆」と題した、森の中の真っ白なブランコをイメージしたフォトスポットなども登場して、大きなツリーだけでなく、周辺全体でクリスマスムードが楽しめます。

ここは、毎年、台北で最も注目されるクリスマスイルミネーションスポットです。

そして、一昨年(2019年)末から、台北エリアの新たなクリスマススポットとして人気なのが、台北新交通システムMRT(台北メトロ)レッドラインの中山駅から雙連駅を結ぶ「心中山線形公園」。

台北駅から、中山駅、そして雙連駅まで、地下に「中山地下街」が通っているんですが、ちょうどその「中山地下街」の中山駅~雙連駅間の真上に位置する、全長およそ500メートル、幅はおよそ25メートルの細長い公園です。2019年11月にリニューアルオープン!街中にまっすぐ伸びる公園は、緑もあり、ベンチもあり、また公園は細長くまっすぐなんですが、地下街からの出口のスロープや階段をデザインに取り込んで、ただの真っすぐの平坦な公園ではなく、街中に“都心の山”を作っていて、“山”を通して、都市と人々が対話をするというコンセプトの公園となっています。

この公園には5つのエリアがあって、中山駅側から順に、「心中山舞台」、「遊人啡飲」、「月光森林」、「爵士廣場(ジャズ広場)」、そして「星橋綠坡」の5つのエリアで、それぞれ違った雰囲気が楽しめます。

「心中山舞台」エリアは、表面の素材に打ちっぱなしのコンクリートを使用して、コンクリート本来の自然な色を活かして、素朴な雰囲気を表し、不規則な曲線のデザインとなっています。また、「心中山線形公園」の中山駅側の一番端に「景観台」が設けられていて、そこから中山駅周辺や、「心中山線形公園」にいる人たちをちょっと高い場所から眺めたりできます。

そして「遊人啡飲」エリアでは、ちょっとしたマーケットが行えるようなスペースになっていて、イベントの時などには、周辺のお店の移動店舗が登場したりします。また、このあたりの路地を入っていったところにオシャレなカフェも多いので、ちょっと公園から外れてカフェ巡りをしてもいいですね。

「月光森林」エリアは、緑豊かなエリアとなっていて、季節の植物が癒してくれる、都会のオアシスのような場所。

そして、公園のちょうど中間、台北メトロの大きなビルの前に位置する、「爵士廣場」は、この公園がリニューアルする前からあったので知っているという人もいるかもしれませんね。地下街の一部が開けている場所で、地下街部分は壁が鏡張りとなっていて、多くの学生がここでダンスの練習をしていますし、上に上がると台北メトロのビルの中庭が広がっていて、地上の公園部分と合わせて3層のスペースとなっています。ここではその名の通り、ジャズのイベントなども行われていますよ。

そして「星橋綠坡」は、Facebookやインスタグラムで人気のフォトスポットとなっている場所。イルミネーションのトンネルが作られていて、夜になるととっても幻想的な場所となります。

ちょうど一駅分ですので、中山エリアでお買い物を楽しんで、友達とおしゃべりしながらこの「心中山線形公園」を雙連駅まで歩いていくという人も多くいますよ。

普段からもイルミネーションスポットとして今、人気の「心中山線形公園」ですが、このクリスマスシーズンになると、周辺の木々もイルミネーションで彩られて、ますますキラキラとしたスポットになります。

そして、クリスマスシーズンは中山駅側の「心中山舞台」エリアに大きなツリーも登場します!ここのツリーは、ツリーから景観台に向かってイルミネーションが伸びていて、まるでツリーがベールをまとっているかのように見えるのが特徴。今年は、スヌーピーとコラボしていて、そのツリーに可愛いスヌーピーの電飾も施されています。

日本人観光客も多く訪れる、そして多くの人が宿泊するスポットですので、クリスマスシーズンはもちろん、それ以外の時でも台北を訪れる際には「心中山線形公園」をぜひお散歩してみてくださいね。

トーク②:新北歡樂耶誕城≫

そして、台湾のクリスマスといえば、最も有名なのが、台北市のお隣、新北市の板橋駅前で行われる、「新北歡樂耶誕城(Christmasland in New Taipei City/新北市クリスマスランド)」!

駅前の広い広場に大きなクリスマスツリーが登場することと、新北市庁舎の壁面を使った大規模なプロジェクションマッピング、そしてクリスマスマーケットやクリスマスコンサートが行われ、毎年多くの人が集まる、台湾で最も有名なクリスマスイベントです。

「新北歡樂耶誕城」は今年11年目。ですので、新型コロナで行き来ができなくなる前から行われているイベントですので、行ったことあるという人もいるかもしれませんね。

新型コロナで行き来ができなくなって以降、変わったことといえば、台北メトロの「新北環状線」イエローラインが2020年1月に開通したので、数年前から工事の壁ができていた場所が駅となっていますよ。

この「新北環状線」は、台北市内から放射線状に伸びていたMRTのグリーンライン、ブルーライン、オレンジラインを新北市の南西部で貫く形で、全長15.4km、全14の駅が通ります。

東の起点はグリーンラインの大坪林駅。そしてオレンジラインの景安駅に乗り入れ、ブルーラインの板橋駅と新埔駅と乗り継ぎができ、さらにはオレンジラインの頭前庄駅に乗り入れ、西の起点は桃園メトロ空港線の新北產業園區駅と乗り継げる…というようなルートになっています。

これによって、新北市の新店、中和、板橋、新荘といった南西部の街がつながるので、これまでMRTを利用して新北市内を移動しようと思ったら、毎回、いったん台北市の中心部を経由して乗り換えて新北市の別の場所へ向かう…というルートだったのですが、新北市間を直接移動でき、時間が大幅に短縮できるようになっています。

しかも、移動ルートの選択肢が増えたので、毎年のべ数十万人を動員するというこの「新北歡樂耶誕城」開催期間も、様々な交通手段が使えるので人が分散されていいですよね。

板橋駅は、在来線台湾鉄道、台湾新幹線こと台湾高速鉄道、台北新交通システムMRT(台北メトロ)の3つの鉄道が乗り入れていて、駅前は百貨店など大きな建物が多く、広場も大きなスペースが広がっているため、規模の大きなイベントが行われますよ。

11年目となる今年(2021年)の「新北歡樂耶誕城」は、子供だけでなく大人にまで、世界中で愛されている「レゴ」とコラボレーション!プロジェクションマッピングにはもちろん、会場のクリスマスデコレーションのあちらこちらに、あのレゴのキャラクターが登場しています。

(レゴのキャラクターって、すごくインパクトのある顔をしているというわけでもないのに、サンタの帽子をかぶっていても、ちょっと違うキャラクターになっていても、「あ、レゴだ!」ってわかるのは何でしょうね~。あのつぶらな瞳が特徴なのかな?)

「新北歡樂耶誕城」のシンボル、大きなクリスマスツリーにも14メートルの大きな“レゴサンタ”が登場していますよ。

そして、ここのツリーは、樹ではなく、円錐形の“オブジェ”といった感じで、毎年、電飾ではなく、ツリー自体に映像を映し出すというスタイルでしたが、今年は、縦に流れるように電飾が施されていて、例年と比べると、クリスマス“ツリー(樹)”っぽい印象です。(個人的にはこのタイプの方が好きかな~)

また、板橋の駅前広場は「樂高歡樂薑餅村」と題して、レゴのお菓子の家や、トナカイとソリ、サンタや妖精の格好をしたレゴの人形などのオブジェが設置してあって、フォトスポットとなっていますよ。

レゴの人形は1メートルくらいの大きさがあるので、子供たちは本当にレゴの世界に迷い込んだかのようになっていました。

また、この板橋駅前にある百貨店を繋ぐ通路をイルミネーションで彩る毎年恒例の“光の橋”も、今年も7つの橋それぞれで、趣向を凝らしたイルミネーションとなっていて、人気のフォトスポットとなっています。

トーク③:新北歡樂耶誕城クリスマスコンサート≫

そして、もちろんこの「新北歡樂耶誕城」で注目なのが、クリスマスコンサート!毎年、人気のアーティストが大集合するのに、無料で楽しめるとあって、多くの人が集まります。今年は、今日(12/11)と、明日(12/12)に行われます。

今年も、大人気バンド「八三夭」や、“歌姫”「A-Lin」、3度目の出演となる金曲奨アーティスト「茄子蛋(Egg Plant Egg)」、超大人気歌手「Bii畢書盡」、今、人気急上昇の5人組バンド「五堅情(WOLF(S))」が登場するほか、玖壹壹(Nine One One)、彭佳慧(Julia peng)、韋禮安(William Wei)、艾怡良(Eve Ai)、鼓鼓こと呂思緯、麋先生(Mixer)などなど、豪華アーティストが登場します。

今年も日本から見に来ることはできませんが、このクリスマスコンサートの模様は、ネットで中継されています。

「新北旅客FB」や「新北旅客Youtube」、もしくは、「TVBS歡樂台」などで見ることができますよ。気になる方はぜひチェックしてくださいね。

今年のクリスマスシーズンも旅行で台湾に来ることはできませんが、今日ご紹介したスポットは毎年このシーズンになると盛り上がるスポットですので、コロナ後、クリスマスシーズンに台湾に来る機会があればぜひ思い出してみてくださいね。

また、台湾も年々、クリスマスデコレーションやクリスマスイベントが増えていますので、今後も様々なイベントやスポットが登場してくると思いますよ。

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