先日のお便りありがとうのコーナーでは、あるリスナー様から「ロックをもっと紹介してほしい」というリクエストが寄せられましたので、今週はそれにお応えして、台湾のヒップホップ・ロックバンド「FOCUS」の歌をお届けいたします。
「FOCUS」は最初、2017年に同じ大学のサークルメンバー同士3人によって結成されたヒップホップグループです。それから、音楽活動の頻度が増えるにつれて、彼らと同じ志を持つ仲間が入ったり、元のメンバーが去ったりして、今は台湾の原住民族、パイワン族3人とルカイ族2人の青年5人によるバンドとなりました。
FOCUSの方向性も、単にヒップホップとロックが好きなグループから、台湾の原住民族の文化を流行音楽に取り入れようと努力するようになりました。そして2021年に、FOCUSは2年間待っていた政府の助成金を、ようやく手に入れ、念願のファーストアルバムをリリースしました。
アルバムのタイトルは、FOCUSの位置づけ、「嘻哈.搖滾.原勢力(Hip Hop.Rock.Indigenous/ヒップホップ、ロック、原住民族)」です。
5人のメンバーがこれまでに経験した、片思いの気持ち、友達と遊ぶ思い出、苦境を乗り越えて夢を追いかけるまでの道のりなど、5人にとって大切な思い出の数々を歌にして、記念すべきこのファーストアルバムを作りました。今週はFOCUSの歌を五曲お楽しみいただきましょう。
※10月4日にご紹介する曲:
1.「Boxing」(ボクシング)
2.「告白」
3.「小丑」(道化)
4.「孤巴察峨」(Gubatsaeh/グバチャエ)
5.「Party Summer Night」
(編集:曽輿婷/王淑卿)