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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送台湾お気楽レポート - 2021-04-18_「水車哲学」で知られる許水徳・元駐日代表、4/19告別式

  • 18 April, 2021
台湾お気楽レポート
許水徳・元駐日代表(写真:国民党のフェイスブックより)
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日本の著名な学者、小笠原欣幸教授は、18日、フェイスブッキに投稿し、日本とアメリカが日米首脳会談終了後に発表した共同声明の中で台湾に言及したことをトップニュースとして報道した、読売新聞、産経新聞、朝日新聞、毎日新聞の写真を掲載した。小笠原教授は、「これほど台湾が集中的に取り上げられたのは記憶にありません。日米共同声明に「台湾」の一言が入った重要性を物語っています」と書いた。(写真:小笠原欣幸教授のフェイスブックより)

https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93539

「台湾」日本で巻頭扱い、日本の学者「記憶にない」

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台湾の最大野党・国民党の中央評議委員主席団の主席で、元駐日代表だった許水徳氏が去る3月31日、肺炎で亡くなりました。享年90歳でした。許水徳氏の告別式は19日午後、台北市内で行われます。蔡英文・総統も参列し、許水徳氏に褒揚令を授与します。褒揚令は、国家に対して多大な貢献をした人に与える公文書のことです。蔡・総統が許水徳氏に褒揚令を授与したあと、呉敦義・元副総統、国民党の江啓臣・主席、王金平・元立法院長(国会議長)、国民大会の陳金譲・元議長は、許水徳氏の棺に国旗を掛け、氏の国家に対する貢献に敬意を表します。

国民党によりますと、許水徳氏の死去を受け、日本の麻生太郎副首相、岸信夫防衛大臣ら日本とアメリカの政府高官は相次いで哀悼の意を表しました。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表は、弔電の中で、「許水徳氏は、日本が旭日大綬章を授与した初めての台湾人で、元駐日代表でもある。台湾と日本の交流促進に多大な貢献があった」と称え、許水徳氏に敬意を表しました。

今週は、許水徳氏の肉声を交えながら、その台湾に対する貢献をご紹介してまいりたいと思います。

許水徳氏は、1931年高雄市生まれです。国立台湾師範大学の出身、高雄市長、台北市長、中華民国の内政を担う内政部長、中華民国の日本駐在大使に相当する駐日代表、中華民国の公務員の採用・考課などを担う考試院の院長、中国国民党の秘書長などの要職を歴任しました。

許水徳氏は、蒋経国・元総統が在任中起用した第2陣の台湾人青年です。許水徳氏は、「水車哲学」を唱えています。許水徳氏によりますと、水車は、半分が水の上、半分が水の中にあります。空気は理想、水は現実のようです。両者を共に重んじて力を入れて水車を踏んで、しっかりと物事に対処してこそ、すべてを円満に行えるのだと主張しています。

それでは、許水徳氏の「水車哲学」をお聞きください。これは、許水徳氏が2010年、台湾国際放送の単独インタビューを受けた際の音声です。

(許水徳の声)

何事もそうですが、理想と現実があります。どのようにして理想を現実に変えるか、これはかなりの努力が必要です。

貧しい家庭出身の許水徳氏は、自らの努力により公務員の試験をパスし、政府高官がほとんど中国大陸から渡ってきたいわゆる「外省人」だった蒋経国総統の時代に、台湾人のエリートとして抜擢され、多くの要職を歴任した許水徳氏は、政治生活からこの「水車哲学」を悟ったということです。

貧しい出身の許水徳氏は、幼いころ、父母と共に転々としていました。あまりにも貧しかったので、家賃を払えなかったときもありました。許水徳氏が13歳のことでした。母親は、重病に罹りましたが、お金がなく、治療を受けることができず、そのまま帰らぬ人となりました。

1968年、許水徳氏は、日本で博士コースに進学するチャンスを放棄して台湾に帰ってきて、当時の蒋経国・総統の「吹台青政策(台湾人青年を起用する政策)」に従い、蒋経国・総統が抜擢した台湾人の青年政治家の1人となりました。これで正式に台湾の政界に足を踏み入れるようになりました。

許水徳氏は、かつてこう言いました。「(中華民国第6代副総統だった)謝東閔氏は、僕をスカイとした人、蒋経国・元総統は、僕を抜擢した人、李登輝・元総統は、僕を重用した上司だった」と。このことからも、許水徳氏がいかに重用されていたかお分かりになるでしょう。

許水徳氏の座右の銘は、「以誠待人(誠意も持って人に接する),處事為公(公のために物事を進める),設身處地(その人の立場に立って考える),感恩惜福(常に人の恩に感謝し、幸せを大切にする)」です。

この座右の銘から、許水徳氏の人となりが伺えるでしょう。

李登輝・元総統に重用された許水徳氏は、李登輝・元総統が国民党を離党したため、李登輝・元総統と異なる道を歩むことになりましたが、李・元総統といい関係を維持しています。ふだんよく電話で連絡したほか、祝祭日のときもよく李登輝・元総統を訪れていました。

許水徳氏は、2019年新刊書を出版した際、李登輝・元総統は、序文の中で、「誠実で頼もしい。私心はない(自分の利益だけを考える心はない)。すべては大局を優先する。どのポストにおいても悔いのないよう、全力で行う。公職者の模範になるに値する、誰でも賞賛している人だ」と書き、許水徳氏を高く評価しています。

許水徳先生の御冥福をお祈りいたします。

 

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