スポーツオンライン - 2020-08-01_東京オリンピック模擬大会など

  • 01 August, 2020
  • 駒田 英

 8月最初の「スポーツオンライン」、まずはじめにお送りするのは、東京オリンピックの延期を受け、中華民国台湾でスポーツ行政を担う教育部体育署と、ナショナルスポーツトレーニングセンターが企画した東京オリンピック模擬大会の話題です。

 7月27日、台北市で、東京オリンピック模擬大会の記者会見が行われ、本日8月1日から8日までの8日間、11競技が開催されることが明らかになりました。11競技の内訳は、バドミントン、空手、体操、競泳、陸上、アーチェリー、射撃、卓球、柔道、重量挙げ、テコンドーです。本来はボクシングの開催も予定されていましたが、模擬大会開催にふさわしい相手選手がいなかった為、開催されないこととなりました。

 この11競技、バドミントンには、女子シングルス世界ランキング1位のタイ・ツーイン選手、男子シングルス世界2位のチョウ・ティエンチョン選手、女子重量挙げ、59キロ級世界女王の郭婞淳(かくけいじゅん)選手、陸上男子では、台湾最速男の異名をもつ楊俊瀚・選手、やり投げアジア記録保持者の鄭兆村・選手、そして女子空手のメダル候補、文姿云(ぶんしうん)選手ら、世界、アジアのトップ選手が出場します。

 同模擬大会での記録は正式記録とはみなされないということですが、上位入賞者には賞金が準備されているほか、干支のネズミをモチーフとした公式マスコットもつくられ、大会を盛り上げます。

 大会は観客を入れずに開催される為、生での観戦はできませんが、主要競技はTVやインターネットでも中継されます。

 初日の1日には、バドミントンの男子シングルス、男子ダブルスが行われ、シングルスでは、まず、世界2位のチョウ・ティエンチョン選手が18歳の若手、蘇力揚・選手を21対16、21対14で、そして世界12位のワン・ツーウェイ選手が、国立台湾大学に通うインテリ選手、陳孝承(チェン・シャオチョン)選手を21対5、21対15と、いずれも無難にストレートで下しました。

 一方で男子ダブルスでは、世界19位の楊博涵(ヤン・ボーハン)/盧敬堯(ルージンヤオ)組が、21対18、17対21、そして21対15とフルゲームの末、世界7位、台湾トップのリーヤン、ワン・チーリンペアを下しました。男子ダブルスは、出場4組がいずれも世界30位以内と実力が均衡しているため、総当たりの3試合は、いずれも混戦となりそうです。

 なお、バドミントン競技では明日2日、世界女王のタイ・ツーイン選手が登場、明日、明後日と男子代表チームのヒッティングパートナーをつとめている男子選手と対戦します。世界女王とはいえども、やはり男子選手のパワー、スピードは圧倒的ということで、明日対戦する林家翾(リン・チャーシュエン)選手は8ポイントビハインドから、明後日対戦する蔡傑皓(ツァイ・チエハオ)選手は3ポイントビハインドから試合がスタートするそうです。一般のファンはなかなか見ることのできない、男子選手との対決、調整が目的であるとはいえ、どのような試合内容、そして結果になるか、非常に楽しみですね。

(ジングル)

 続いては、サッカー、台湾男子の最高峰リーグ「台湾フットボールプレミアリーグ(TFPL)」の話題です。

 8 チームで行われている男子のTFPL。毎ラウンド 7 試合、全 3 ラウンド 21 試合戦う

レギュラーシーズン、各チームはここまで、第 2 ラウンドの5試合目、12試合を終えています。

 ここまでの順位をご紹介しましょう。1位は8勝2敗2引き分け、勝ち点26の台湾電力、2位から4位までの3チームはいずれも勝ち点24で並んでいますが、2位は日本人がチームオーナーを努める台中FUTURO、3位がハンユエンFC、4位が台湾鋼鉄となっています。

 そして、5位が、勝ち点19で、リーグ 3 連覇中の台北ダートン、6位が勝ち点10の国立台湾体育運動大学、そして7位と8位は勝ち点5で並んでいますが、銘伝大学が7位、台北レッドライオンズが最下位の8位となっています。

 なお、前節まで首位だった台中FUTUROは7月29日、日本人の今井敏明監督が一身上の都合により辞任、新たに中華民国台湾男子ナショナルチームの監督を務めるワン・チャーチョン氏が、同チームの新監督に就任することを明らかにしました。

 ワン新監督は、台中FUTUROの公式フェイスブックページに「FUTUROの監督として全身全霊の力をファミリーと共にクラブに捧げ、自分の持てる全スキル・経験をFUTUROに貢献します。」と語っています。監督交代で、チームにどのような変化が生まれるのか、注目ですね。

(ジングル)

 続いては野球の話題です。まずは、日本プロ野球の話題です。北海道日本ハムファイターズは7月26日、台湾出身のワンボーロン選手の二軍降格を明らかにしました。

 ワン選手は開幕以降、スタメンで起用されていましたが、なかなか調子があがらず、特に7月12日以降は5試合に出場し11打席連続ヒットなしと不振、打率は1割を下回り、22日に出場以来、ベンチを温めていました。台湾の多くのファンも、二軍降格にはがっくりしながらも、ファイターズ首脳陣はよく我慢してくれたという受け止め方をしています。

 ただ、二軍に降格したワン選手、これで気落ちすることなく、むしろ吹っ切れたのか活躍をみせています。ワン選手は二軍戦初出場となった30日の埼玉西武ライオンズ戦、初打席でヒットを放つと、2打席目には実に54日ぶりとなるホームランを放つなど、5打席2打数2安打3四球と全打席で出塁、31日、そして今日1日の試合でもヒットを放ち、ここまで3試合で8打数6安打1ホームランとアピールしています。

 まずは2軍でしっかりアピールし、一軍再昇格のチャンスをつかんでほしいと思います。オープン戦序盤には、今年は違う、というところをみせてくれたワン選手、一軍で台湾プロ野球三冠王の実力をいかんなく発揮してほしいと心から思います。

 おしまいに、台湾プロ野球の順位です。7月24日に開幕した前期シーズン、ここまでの順位をご紹介しましょう。4チーム、ここまで5試合から6チーム消化し、1位は3勝2敗で富邦ガーディアンズ、2位は同率、3勝3敗で楽天モンキーズと、前期シーズン優勝の中信兄弟、そして最下位、4位が統一セブンイレブンライオンズとなっています。

 20日に行われたドラフト会議でガーディアンズに1位で指名された強肩強打の捕手、チャン・ジンデ選手は、即戦力と期待される中いの一番に契約を結び、25日のモンキーズ戦から出場、31日まで4試合に出場し、打率.438と実力を発揮しています。

 公式球が、「超打高投低」と言われた前期シーズンよりも低反発のものに変わった後期シーズン、試合展開もどの程度変化するか、その点も気になりますね。

 

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