スポーツオンライン - 2020-07-25過去一週間の重要なスポーツイベント

  • 25 July, 2020
  • 駒田 英
開幕を一年後に控えた23日、東京オリンピック、パラリンピック大会における中華民国台湾代表団の公式ウェアの発表会が行われた。(写真:CNA)

 今週の「スポーツオンライン」、最初にお送りするのは、23日に行われた中華民国台湾代表選手団の、東京オリンピック、パラリンピックにおける公式ウェアの発表会の話題です。

 現在、北部、台北市の松山文化クリエイティブパークでは、「2020台湾スポーツ産業博覧会」が行われています。 同博覧会では開幕を一年後に控えた23日、東京オリンピック、パラリンピック大会における中華民国台湾代表団の公式ウェアの発表会が行われました。

 女子重量挙げの郭婞淳(かくけいじゅん)選手、女子空手の文姿云(ぶん・しうん)選手、そして男子体操の李智凱選手ら東京オリンピック、パラリンピックにおけるメダル候補11名の選手がモデル役となり、スーツのほか、各競技のウェアを身に着け壇上で披露しました。

 国際的に活躍する台湾のトップデザイナーがデザインした公式ウェアは、落ち着いた濃いめの紺色と、白がベースとなっています。紺色のスーツの上着には、中華オリンピック委員会のシンボルである梅の花の柄が織り込まれています。非常に落ち着いたデザインです。

 また、公式ウェアは、台湾が世界に誇るバドミントンメーカー、ヴィクターのもので、エコロジーなオリンピックという東京オリンピックの理念に呼応する形で、台湾製のエコ素材が使われています。機能性と環境への配慮を兼ね備えたクールなウェアです。

 選手たちもハイセンスな公式スーツ、ウェアに袖を通し、満足そうな笑顔を浮かべていました。新型コロナウイルスの感染拡大の中、先行きがみえない状況ではありますが、各選手は自身の健康を維持し、日頃のトレーニングのほか、台湾で行われる壮行試合への出場を経て、準備をしていくということです。

(ジングル)

 続いては、台湾の男子バスケットボール界に新リーグ誕生の動き、という話題です。アマチュア時代、ナショナルチームのメンバーとして活躍、大怪我を負った後、芸能界にデビュー、その後も台湾のバスケットボール界と深いかかわりをもつ陳建州・氏は21日、自身がCEOとして設立準備を行っていた新リーグの名称について、「P.LEAGUE+」(プラスリーグ)とすると発表しました。「P.LEAGUE+」は、大文字のP、ピリオド、L、E、A、G、U、Eそして、プラス記号を書きます。

 陳・CEOによりますと、この「P.LEAGUE+」(プラスリーグ)の名称には、全ての要素をプラスにすること、そしてピープル、人々、ファンの為に戦うという意味が込められているそうです。新リーグは4チームにより、12月からスタート、試合は毎週末、金曜、土曜、日曜日の3日間に行われ、毎週いずれかのチームがホームスタジアムでの2連戦が行われるということです。

 また、試合時間は1クォーター12分、4クォーターの計48分間、北米のプロリーグ、NPBにならい、テクニカルファール計6回で退場となります。また、外国人選手は4クォーターで合計述べ7人まで出場可能というルールで、最終第4クォーターは1人しか出場できません。

 現時点では、2017年にABL(ASEANバスケットボールリーグ)に参加、シーズン途中で打ち切りとなった2019、2020年まで同リーグに加盟していた彰化フォルモサドリーマーズ、昨年、台湾のセミプロリーグ、SBLを脱退し、2019/2020年シーズンからABLに参加した台北フーボンブレーブス、そして、SBLで4連覇を含む5度の優勝を誇り、昨シーズンはレギュラーシーズン2位だった桃園璞園建築の3チームのほか、もう一つ、新たに北部、新竹を本拠地とするチームが参入するということです。

 なお、桃園璞園は先日行われたSBLの新人ドラフト会議にも参加、選手を指名しており、2つのリーグへ参加する意欲を示しています。実質的にリーグが分裂する中で、両リーグがどのように行われるのか注目です。

(ジングル)

 続いては野球の話題です。まずは、アメリカ大リーグの話題です。台湾時間の23日から24日にかけ、アメリカ大リーグの各球団は、開幕ロースター30人の発表を行いました。

 そして、クリーブランド・インディアンスに所属する台湾出身の内野手、チャン・ユー選手、そしてボストン・レッドソックスのリン・ツーウェイ選手が開幕ロースター入りを果たしました。

 5兄弟のうち4人がプロ野球に進んだチャンブラザーズの三男であるチャン・ユー選手は、オープン戦で6ホームランと絶好調、念願の開幕メジャー入りを果たしました。また、オープン戦で打率4割をマーク、初めてファーストの守備つくなどユーティリティーぶりを発揮していたリン選手もロースターに選ばれました。

 一方、昨シーズンのプレミア12では、ナショナルチームのエース格として好投したデトロイト・タイガースのチャン・シャオチン投手は惜しくも最終段階で30人枠から外れたほか、テキサス・レンジャーズ所属で昨年初の大リーグ昇格を果たしたフアン・ウェイチエ選手も開幕メジャー入りを果たせませんでした。枠外の選手は球団施設で調整を行うということ、しっかりコンディションを維持し、チャンスをつかんでほしいですね。

 続いては、台湾プロ野球です。台湾プロ野球では20日、ドラフト会議が行われました。トライアウト合格者も含め、歴代2番目となる123名が指名候補となった今回のドラフト会議では、5球団が48人の選手を指名しました。完全ウェーバー制で、来シーズンから1軍に参入する味全ドラゴンズが1巡目、2巡目は1番目と6番目の指名権をもつ特殊なルールで行われた今年のドラフト会議、ドラゴンズからいの一番に指名されたのは昨年もアメリカ大リーグでプレーした左腕、ワン・ウェイチョン投手でした。MAX156キロ、甘いマスクのワン投手は、来季、ドラゴンズの戦力面、興行面において大きな戦力となること間違いないでしょう。

 統一セブンイレブンライオンズは、高校球界随一の打撃センスをもつリン・ツーハオ内野手、フーボン・ガーディアンズは、先程紹介したチャン・ユ-選手の兄、チャンブラザーズの長男、捕手のチャン・ジンデ選手、中信兄弟は昨年U18ワールドカップのMVP、アマ最高右腕、ユーチエン投手、楽天モンキーズは、身体能力抜群の高校生内野手、マー・チエソン選手、そしてドラゴンズは、元日本プロ野球、読売ジャイアンツや埼玉西武ライオンズでもプレーした長身の豪腕、リャオ・レンレイ投手を指名しました。

 なお、台湾プロ野球は昨日24日から後期シーズンがスタート。ガーディアンズのチャン捕手は契約を終え、今日25日一軍登録されました。マイナーではトリプルAまで昇格した強肩強打のチャン選手、前期は最下位に終わったガーディアンズの成績向上の起爆剤となるのか、活躍が楽しみです。

 

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