スポーツオンライン - 2020-07-18過去一週間の重要なスポーツイベントの紹介

  • 18 July, 2020
  • 駒田 英

今週最初にお送りするのは、韓国のクアンジュ広域市で14日まで行われた「大学生のオリンピック」、ユニバーシアード夏季大会の話題です。

先週のこのコーナーでお伝えしましたが、中華民国台湾の代表チームはアーチェリー、リカーブの女子団体、デコンドー女子46キロ級で金メダルを獲得するなど、10日、大会8日めまでに、出場国・地域で14番めとなる、2つの金、6つの銀、9つの銅メダルを獲得していました。

大会後半、中華民国台湾は、得意種目である球技、ラケットスポーツでメダルの獲得数を伸ばしました。ご紹介しましょう。

野球競技では、10日に行われた準決勝でライバル韓国に2-0で完封勝利し、決勝に進出しました。11日の決勝は、同じく準決勝でアメリカを下した日本と対戦の予定でしたが、この日の光州はあいにくの大雨。開始予定時間から2時間以上様子を見ましたが、結局、試合は雨天中止となり、両チームが金メダル獲得となりました。

主催者から金メダル獲得を伝えられると台湾の選手たちはグラウンドに飛び出し、日本プロ野球の阪神タイガースでプレーしたことでおなじみの郭李建夫監督を胴上げしました。郭李監督は「決勝が戦えなかったことは残念だが、この結果は皆の努力でつかみとったものだ。選手を褒めてあげたい」と選手の頑張りを労いました。

今大会の代表メンバーは、昨年11月に台湾で行われ、見事優勝した21歳以下のワールドカップのメンバーが主体でした。決勝までの勝ちあがりは決して楽ではありませんでしたが、郭李監督は「チームワークが最高だった。実の兄弟よりも兄弟といえるようなチームだった。これが金メダル取れた理由だ」と笑顔で語りました。

また、12日には、テニスの女子シングルス決勝で、世界186位のチャン・カイチェン選手が、昨年の韓国インチョンアジア大会の銀メダリスト、タイの125位、ルクシカ・クムクム選手を6-1、6-2のストレートで下し、中華民国台湾に4つ目の金メダルをもたらしました。ユニバーシアードで台湾の選手が女子シングルスを制したのはチャン選手で3人めです。

また、このテニス競技には、男女共に、シングルスとダブルス、そしてミックスダブルスの成績をポイント化した合計点で争う団体戦があります。

中華民国台湾の女子選手は、チャン・カイチェン選手が女子シングルスで金、許絜瑜選手と李亞軒選手が女子ダブルスで銀、チャン・カイチェン選手と男子の彭賢尹選手のミックスダブルスが銅メダルで合計165ポイントとして、全ての国・地域でトップとなり団体でも金メダルを獲得しました。また、男子も楊宗樺選手がシングルスで銅、ダブルスで李欣翰、彭賢尹選手のペアが銅メダルをとり、団体戦で銀メダルを獲得しました。

また12日には、卓球の男子ダブルスで、江宏傑・黄聖盛ペアが決勝で日本ペアを下し、6つめ金メダルを獲得しました。卓球競技は江宏傑・黄聖盛ペアの金のほか、女子ダブルスの鄭怡静・李依真ペアが銀、ミックスダブルスでもペア2組がそれぞれ銀と銅をとり、男子団体が銅、女子団体が銀を獲得しました。

終盤の3日間メダルラッシュとなった中華民国台湾は、金6つ、銀12、銅18を獲得。出場国・地域の中で10番目という結果となりました。

教育部体育署の何卓飛・署長は13日、この結果について、全体的なレベルアップは評価できるとしながらも、今後は銀メダル、銅メダルの競技をいかにして金メダルへと高めるかが課題だと述べました。

台湾では多くのエリートスポーツ選手が学生です。ユニバーシアードの代表選手たちは次は来年のリオデジャネイロオリンピック出場権獲得に向け、既に世界各地で奮闘を始めています。台湾のアスリートたちの活躍を期待したいと思います。

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