宝島再発見 - 2020-06-27外国人の台湾訪問解禁や総統府の一般開放再開など

  • 27 June, 2020
  • 王 淑卿
台北市宝慶路と博愛路の交差点にある入り口(写真:総統府のフェイスブックページより)

先ほど、ゴーゴー台湾の時間でもお伝えしたように、交通部が25日零時より外国人旅行者の台湾桃園国際空港でのトランジットを条件付きで解禁しました。

条件付とお伝えいたしましたね。どんな条件かといいますと、二つあります。一つ目は、トランジットの所要時間が8時間以内であること、二つ目は、同じ航空グループのフライトを利用することです。

この二つの条件を満たす外国人旅行者だったら、25日零時から台湾北部の空の玄関口、台湾桃園国際空港でとトランジットすることが可能になっています。

今回の解禁策について、「中央感染状況指揮センター」の陳宗彦・副指揮官は、「1時間以内にトランジットできる外国人旅行者なら、待合室で待ってもらう。トランジットするのに1時間以上8時間以下かかる外国人旅行者なら、特設の待合エリアに案内する。この期間中、飲食などのニーズがあった場合、特設エリア内でオーダーすることが出来る。オーダーを受けた空港内の売店は、食べ物や飲み物を特設エリアまで届ける」と説明しました。

実際にそれを利用する外国人旅行者がいます。外国人旅行客7人は、フィリピンからエバー航空機に乗って26日午後、台湾桃園国際空港に到着しました。その後、エバー航空のスタッフの案内で乗り継ぎ客専用の特設エリアで次の便を待っていました。

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一方、外国人旅行者の乗り継ぎを解禁しただけでなく、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」は、29日(月曜日)から「観光」と「一般の社会訪問」を除く、外国人の台湾訪問を解禁すると発表しました。しかし、中国大陸では、新型コロナウイルスの感染がまだ沈静化していないことから、中国大陸の住民が対象外となっています。

先ほど、「観光目的」と「一般の社会訪問目的」が除外されるとお伝えいたしましたね。「一般の社会訪問」とは、観光と大差はない参観・訪問活動を指します。例えば、友人への訪問、結婚披露宴の参加、スポーツイベントの観戦、コンサートなどの観賞、文化イベントや宗教イベントなどへの参加、などなどです。

外国人の台湾訪問解禁について、「中央感染状況指揮センター」の陳宗彦・副指揮官は、次のように説明しています。

陳・副指揮官は、「来週月曜日の29日から『観光』と『一般の社会訪問』を除いて、人道支援、緊急援助、商務契約の履行、国際企業の人事異動、居留証を持つ香港・マカオの住民、商務経済貿易面での交流などはいずれも、中華民国台湾の在外公館に対して入国ビザを申請することが出来る。しかし、入国後、やはり14日間の在宅検疫(自宅隔離)を行わなければならない」と説明しました。

外国人が入国を申請する際、飛行機に搭乗する3日前の核酸増幅検査(PCR検査)が陰性だったことを証明できる報告書を呈示する必要があるほか、飛行機に乗る前、「入国検疫システム」に入って関連データを記入しなければならないということです。

なお、防疫対策と国際交流におけるニーズを考慮し、外交部は29日から国際会議、ビジネス目的の展示会、ワーキングホリデー、実習・研修・人員訓練、求職、親族訪問などのために台湾を訪問しようとする外国人が、訪台目的に関する書類を備えれば、在外公館に対して特別許可を申請することが出来ると発表しました。

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新型コロナウイルスの感染拡大のため、一般公開が一時中止していた台北市内にある総統府はきょう、6月27日に再び一般開放しています。

27日午前8時から、台北市の宝慶路と博愛路の交差点で長い列が出来ました。それは、総統府に入る前の安全検査を待っていた市民たちです。

一般開放のエリアは、一階から三階までです。一階では常設展が開催されています。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、参観者は総統府に入る前、まず体温が測られ、そして健康状態に問題はないことを表明する書類にサインしなければなりません。全行程においてマスクの着用が義務付けられています。

参観者は、常設展の「府-遇見」という展示エリアで、AR(拡張現実)の設備を使ってバーチャルの蔡英文・総統と交流することが出来ます。その後、QR Codeを使って蔡・総統と交流する際の映像をダウンロードすることが出来ます。

なお、総統府は来週月曜日から、新型コロナウイルスの感染が拡大する前と同じように、毎週月曜日から金曜日まで一般開放することになります。参観の時間は午前9時から12時までですが、午前11時半以前に総統府に入らなければなりません。9時15分と10時45分、一日2回解説員の解説が聞けます。

6月29日以降、休日も一般開放します。ただ、時間が決まっています。

07月11日(土曜日) 08:00~16:00

08月08日(土曜日) 08:00~16:00

09月19日(土曜日) 08:00~16:00

10月17日(土曜日) 08:00~16:00

11月07日(土曜日) 08:00~16:00

12月05日(土曜日) 08:00~16:00

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今年の6月25日は旧暦の5月5日に当たり、台湾では端午の節句で、国定休日です。台湾人は端午の節句を旧暦で祝います。今年の端午の節句は4連休です。6月25日、26日、27日、28日です。

端午の節句が近づくと、ちまき商戦が始まります。今年も例外ではありません。ちまきといっても、台湾では各種のちまきがあります。台湾のちまきを大きく分けると、北部のちまきと南部のちまき、この二種類に分けることが出来ます。

同じ中華ちまきですが、作り方が違いいます。中に入っている具もちょっと違いいます。

北部のちまきは、もち米をいためてから具を入れて竹の皮で包んでから蒸します。蒸す時間が長くないから、もち米一粒一粒がはっきりと見えます。それに対して、南部のちまきは、生のもち米に具を入れて竹の葉っぱで包んでからお湯に入れて茹でます。竹の葉っぱの香りが浸み込んでいます。食感は、北部のちまきよりやわらかくなっています。

どちらも愛好者がいますが、今年はどうも北部のちまきのほうが人気が高いようです。量販店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなど、どこも北部のちまきの売れ行きが南部のちまきより多くなっています。

カルフール、セブンイレブンでの売上ナンバーワンは北部のちまきです。しかし、台湾系の大手スーパーチェーン、「全聯福利中心(PXマート)」の売上一位は南部のちまき、ファミリーマートは、湖州ちまきです。湖州は中国大陸浙江省の地名です。湖州ちまきは、細長いちまきです。中には豚肉しか入っていません。甘いものもあります。甘いものならあんこが入っています。

北部のちまきと南部のちまきのほかに、野菜を中心とするベジタリアン向けのちまきの売れ行きも上々です。台湾には各種のちまきがありますが、一番ユニークなのは、タピオカミルクティー味のちまきでしょう。こちらはもちろん冷たいものです。

 

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