スポーツオンライン - 2020-06-27過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 27 June, 2020
  • 駒田 英

 今週の「スポーツオンライン」、まずは続いては、バスケットボール、女子の最高峰リーグ、WSBLの話題です。今シーズンのチャンピオンが決定しました。

 先週のこのコーナーでもお伝えしました通り、15試合行われるレギュラーシーズンはキャセイライフが15連勝、2位の台元紡績が7勝8敗、3位の中華電信が5勝10敗、最下位の台湾電力は3勝12敗という結果に終わりました。そして、19日から、1位のキャセイライフと2位の台元紡績の間でファイナルが、3位の中華電信と、最下位の台湾電力の間で3位決定戦がそれぞれ3試合2勝先勝制で行われました。

 19日の初日、ファイナルはキャセイライフが87対44、3位決定戦は中華電信が52対43と、いずれも上位チームが勝利し、それぞれ王手をかけました。

 20日に行われた第2戦、中華電信と台湾電力の3位決定戦は、タイに持ち込みたい台湾電力が粘り、前半終わって36対31と5点リードして折り返します。しかし、第3クォーターに入ると、中華電信はベテランの徐千恵(シュー・チエンフイ)選手がシュート7本のうち6本を決めるなど、実力を発揮し、54対54と同点で最終、第4クォーターに突入します。最終クォーター、中華電信は序盤から6連続得点で逆転、台湾電力も最後まで粘りましたが、結局、71対67で中華電信が勝利、2連勝で3位となりました。

 そして、続いて行われたキャセイライフと台元紡績のファイナル第2戦は、この試合も、キャセイライフが序盤からペースを握り、前半を終わって45対32と13点リードで折り返します。初戦、ダブルスコア近い大差で敗れた台元紡績は第3クォーター後半、彭曉彤(ポン・シャオトン)選手が8連続得点を挙げ点差を縮め、会場をわかせましたが、最終クォーターは再びキャセイライフのペース、結局、82対62でキャセイライフが連勝し、リーグ10連覇、チーム14度目のチャンピオンに輝きました。

 ファイナルのMVPには、33歳のベテラン、陳鈺君(チェン・ユージュン)選手が輝きました。昨シーズンは中国大陸のリーグでプレーしたチェン選手は、3ポイントシュートの精度が向上、レギュラーシーズンは58.8%、このファイナルでは6本のスリーポイントシュートすべてを決める活躍をみせました。

 終わってみればキャセイライフがレギュラーシーズン無敗、ファイナルも連勝で10連覇と圧倒的な強さをみせました。キャセイライフの鄭慧芸(ジョン・フイウン)ヘッドコーチは「今シーズン最も感動したのは、選手たちがピンチになっても慌てず、しっかり調整できるようになったことだ。成熟ぶりをみせてくれた」と笑顔をみせました。

 新型コロナウイルスの影響で開幕が延期された今シーズンのWSBL、シーズン終盤からは観客を入れて試合を行うことができました。依然、キャセイライフの強さが目立つシーズンとなりましたが、最下位台湾電力が3勝を上げるなど、3チームの実力差はなくなってきました。

 3チームは来シーズンに向け、打倒キャセイライフで実力を高め、またキャセイライフが壁となって立ちはだかることで、リーグ全体のレベルをさらに高めてほしいと思います。

(ジングル)

 続いては、女子のソフトボール、実業団リーグ TPWSL(企業女子ソフトボールリーグ)の話題です。前期の優勝チームが決定しました。

 先週のこのコーナーでもお伝えしました通り、14日の時点で、全5チームのうち、福添福嘉南ホークスと新力旺旺獅の2チームが10勝4敗で1位タイ、そして新世紀黄蜂が9勝5敗で続き、優勝に臨みを残していました。

 そして先週20日、新力旺旺獅が、アメリカ人投手、ケリー・バーンヒル投手の完封勝利で11勝目をあげた一方、福添福嘉南ホークスと2位の新世紀黄蜂の試合は、新世紀黄蜂のアメリカ人選手ケイシー・カーソン投手の完封勝利で2-0で勝利、共に10勝となりました。

 そして、迎えた21日、11勝の新力旺旺獅は10勝の新世紀黄蜂と対戦、新力旺旺獅が勝てば文句なく優勝、新世紀黄蜂が勝った場合は対戦成績や失点率で優勝チームが決まるという条件でした。

 試合は両チーム7回まで無得点で延長戦に突入、8回表、新力旺旺獅が2点先制しましたが、その裏、新世紀黄蜂も粘りをみせ、バーンヒル投手から2点を奪い同点に追いつきます。そして、9回表、カーソン投手が三者凡退に抑えると、その裏、池亦庭(チー・イーティン)選手がサヨナラヒットを放ち、3-2で勝利しました。

 試合終了後、新力旺旺獅と新世紀黄蜂は共に11勝5敗で並びましたが、対戦成績、失点率の計算の結果、福添福嘉南ホークスの試合開始を待たずに、新力旺旺獅の前期シーズン優勝が決定しました。

 新力旺旺獅の楊賢銘(ヤン・シエンミン)監督は、「自力で優勝を決められなかったことは残念だが、チームの皆を褒めてあげたい」と、選手を讃えました。

 この日、負け投手にはなったものの11奪三振の熱投をみせたバーンヒル投手は「勝ちたいという思いが強すぎてしまったが、結果的に優勝できてよかった」と笑顔をみせました。

 前期40試合を終えたTPWSL、後期シーズンは8月8日に再開されます。後期も熱戦が期待できそうですね。

(ジングル)

 野球、まずはアメリカ大リーグのニュースです。残念なニュースが入ってきました。シアトル・マリナーズはアメリカ時間の25日、台湾出身、かつて日本の中日ドラゴンズでもプレーした左腕、チェン・ウェイン投手のリリースを発表、今日27日、メディアで報道され、チェン投手も自身のフェイスブックで、「マリナーズは2015年にフリーエージェントになった際、一番行きたいチームだった。2020年、このユニフォームを着ることができたが、登板することはできなかった。短期間であったが、この縁に感謝したい」と記し、この報道を認めました。

 チェン投手のマネージメント会社によりますと、チェン投手は海外でのプレーが目標だといい、新たなチーム探しをサポートしていくとしています。なお、台湾メディアは、チェン投手は昨年、マイアミ・マーリンズから自由契約になった際、日本の中日ドラゴンズが興味を示したことから、日本でのプレーの可能性もあるのではないか、と報道しています。

 ここ数年、怪我や中継ぎへの配置転換などもあり満足のいくプレーができていないチェン投手ですが、また先発投手として元気な姿をみせてくれることを期待したいと思います。

 おしまいに、台湾プロ野球の順位です。60試合行われる前期シーズン、26日まで各チーム44試合から48試合消化し、1位は26勝18敗で楽天モンキーズ、2位は27勝19敗、ゲーム差なしで中信兄弟、そして首位から8ゲーム差で統一セブンイレブンライオンズとフーボン・ガーディアンズが並んでいますが、勝率でライオンズが3位、ガーディアンズが最下位となっています。残り10数試合、優勝争いは目が離せません。

 

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