スポーツオンライン - 2020-06-06政府の7日からの防疫対策緩和政策に呼応、CPBLも7日から入場対策を緩和

  • 06 June, 2020
  • 駒田 英

 今週の「スポーツオンライン」、まずは女子サッカー、「台湾ムーランフットボールリーグ」の話題です。

 5月30日から観客の入場を解禁した「台湾ムーランフットボールリーグ」、まずはここまでの順位をお伝えしましょう。

 各チーム7試合を消化し、1位は、台北ブラボーで勝ち点19、2位は昨年2位の花蓮で勝ち点17、3位が3連覇中の台中ブルーホエールズで勝ち点15、そして勝ち点4で並ぶ桃園国際と新北ホンユエンのうち、消化試合数の関係で桃園国際が4位、新北ホンユエンが5位、そして最下位6位は6連敗、勝ち点1で高雄ヤンシンとなっています。

 得点ランキングのトップは、台中ブルーホエールズのミッシェル・パオ選手で9得点となっています。パオ選手は、幼少時にアメリカに渡り、ペパーダイン大学でプレー、その後、かつてスウェーデンのチームほか、日本のノジマステラ神奈川相模原でもプレーした台湾女子サッカー界を代表する選手です。2位も台中ブルーホエールズのリ・ショウチン選手で7得点、3位が花蓮のタン・ウェンリン選手で5得点となっています。

 なお、現在2位の花蓮にリーグ初の外国人選手として、タイ代表のピッサマァイ・ソォーンサイ選手が加入したことが明らかになりました。31歳のソォーンサイ選手は2013年に日本女子サッカーリーグのスペランツァFC大阪高槻でもプレーしました。かつてはフォワードでしたが、怪我をしたのち、ディフェンダーに転向、昨年もタイ代表としてワールドカップに出場しました。昨年11月、中華民国台湾の代表チームがタイ代表を迎え、フレンドリーマッチを行った際に接触、今回の入団につながったということです。ソォーンサイ選手は、在宅隔離期間が終わった後、6月の中旬にも試合に出場できるということ。巧みな技術と、豊富な経験を台湾の選手たちに伝えて欲しいですね。

(ジングル)

 続いては、女子のソフトボール、実業団リーグTPWSL(企業女子ソフトボールリーグ)の話題です。

 こちらのコーナーでは先週、先々週と5月に入って、チームに加入した新力旺・旺獅のケニー・バーンヒル投手、新世紀黄蜂の「二刀流」のケイシー・カーソン選手の活躍についてお伝えしてまいりましたが、また新たな外国人選手が入団することとなりました。

 新力旺・旺獅は先ごろ、メキシコ代表、トーリ・ヴィダレス選手の入団を発表しました。ヴィダレス選手はアメリカのテキサス州の大学で主に一塁手、三塁手とプレー、同大学の通算打撃記録をマークするなど強打の内野手として知られ、リーグのオールスターにも選出されました。

 5月に来台したヴィダレス選手は、中華民国政府の規定に従い隔離生活を送ったのち、CPR検査により陰性が証明されたことから、既に3日からトレーニングを始めたということです。新力旺・旺獅の楊賢銘・監督は「身体が大きく、パワーもあり、スイングも素晴らしい」と絶賛、その打力で、チームに勢いをつけてくれることだけでなく、台湾の選手もヴィダレス選手からフォームの優れた点を学び、自分の技術を伸ばして欲しいと希望しました。ヴィダレス選手は今日6日の試合から出場する予定だということです。

 (ジングル)

 おしまいに、台湾プロ野球の話題です。世界に先駆け開幕、そしてファン入場を解禁した台湾プロ野球がまた、新たなステージに入りました。

 台湾プロ野球を運営するCPBLは5日、8回目となる防疫会議、つまり新型コロナウイルス感染防止対策の為のGM会議を行いました。そして、会議終了後、呉・コミッショナーは、中華民国政府の7日からの防疫対策の緩和政策に呼応する形で、CPBLも、7日の試合から、入場にあたっての対策を緩和することを明らかにしました。

 詳しくご説明しましょう。一点目は着用座席に関する規定の緩和です。現在、ファンが着席する座席は、前後左右と2席から3席空けていますが、今後は、左右1席分のみ空けることになりました。具体的には、1列目の席は、席番号1、3、5など奇数の席を、2列目の席は席番号2、4、6と偶数の席にファンの座席用にすることで、ソーシャルディスタンスをとるという形です。これにより、現状、上限2000人となっている入場者数の制限もなくなり、球場の収容人数の概ね半分の人数が入場可能となるということです。ちなみに現在、台湾プロ野球で使用されている球場の、収容人数は1万1000人から2万人となっています。

 二点目は、マスク着用義務の緩和です。これまで球場内では、食事以外の時間はマスクの着用が義務付けられていましたが、着席時にはマスクをしなくてもよいということになりました。ただ、呉・コミッショナーは、座席を離れ、売店に行く時などは、ソーシャルディスタンスを取りづらくなるため、その際は、できるだけマスクをしてほしい、と呼びかけています。

 三点目は、実名制入場の規則緩和です。これまでファンは入場時に健康声明書と呼ばれるカードへの記入が義務付けられていましたが、チケット購入の際に名前、住所の記入するため、記入の必要がなくなりました。 

 四点目は、飲食販売の緩和です。これまでは既に球場外のセントラルキッチンなどで調理済、包装済の商品のみの販売が許可されていましたが、7日からは球場で調理した商品の販売も許可されることとなりました。ただ、十分に衛生に注意し、調理スタッフは常にマスクを着用するほか、観客も並ぶ際にはマスクを着用するよう呼びかけました。

 国内での感染リスク低下により、規制が緩和され、球場で観戦したいというファンが増えそうですね。

 それでは、ここまでの順位をご紹介しましょう。前期シーズンも半分消化しました。5日まで各チーム30試合から34試合消化し、1位は19勝11敗で、昨年の王者ラミゴモンキーズを引き継ぐ形となった楽天モンキーズ、2位は、17勝15敗の中信兄弟、3位は14勝16敗のフーボン・ガーディアンズ、そして、最下位は、13勝21敗で統一セブンイレブンライオンズとなっています。

 1日、5月の月間MVPが発表されました。打者部門は、リーグ1位の7ホームラン、そして打率も394、と4割近くの高打率をマークした中信の左打ちの強打者、張志豪・選手が16票を獲得し、初受賞となりました。

 投手部門は、楽天モンキーズの抑え投手、ワン・ヤオリン投手がこちらも初受賞しました。本来の抑え、チェン・ユーシュン投手の不調により抑えを任せられているワン投手は5月9試合に登板、9回と1/3を無失点、5セーブをマーク、10票獲得しました。 

  4月はモンキーズ、5月は1位のモンキーズと、2位の中信兄弟から選出されました。好調な選手がいるとチームも勢いづけられますね。

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