パーソナリティ:中野理絵
≪トーク①:マンゴーの季節到来!≫
≪トーク②:マンゴーの故郷“玉井”≫
≪トーク③:台湾の防疫対策≫
先週の台北はバーッとまとまった雨が降ることも多かったことから、台湾は梅雨に入ったかなぁ~と思っていたのですが、今週は全然降らず、暑い日が続いています。台湾では日本のように“梅雨入り宣言”というものは出されないので梅雨に入ったのかどうかはよくわかりませんが、雨が降れば幾分かは涼しくなるものの、なかなか降らないため日中は毎日30℃越えです。もう何年も住んでいるのにこの暑さにはなかなか慣れないのですが、この暑い時期の台湾こそフルーツが豊富になる時期!多くの人が楽しみにしている、そして私も大好きな、「マンゴー」の季節到来です!!
台湾の「マンゴー」というと、多くの人が皮が赤く実がオレンジ色に近い黄色をした“愛文マンゴー”を想像すると思いますが、一言に「マンゴー」と言っても、“愛文マンゴー”だけでなく、“玉文”マンゴー”、“金煌マンゴー”、“土マンー”、“凱特マンゴー”、“金蜜マンゴー”などなど…いろんな種類があります。そんな中、今、台湾では“珍珠(パール)マンゴー”が注目を集めているんです。
どういうものかというと、小さいころころとした金柑くらいから大きい梅の実くらいのサイズの小ぶりのマンゴーなんです。…とはいってもこの“珍珠(パール)マンゴー”は新しい品種というわけではありません。実はこれ、おなじみの“愛文マンゴー”の成長しきれなかったものなんだそうです。一般の“愛文(アップル)マンゴー”が大体1玉300g~600gの間くらいなんですが、この成長しきれなかったマンゴーは30g~60gとおよそ10分の1サイズ。通常だと商品にはならない規格外のものとして捨てられてしまうところですが、屏東県の枋山郷の農家の人たちがそれを“珍珠(パール)マンゴー”として市場へ出してみたところ、この小さくてかわいらしいフォルム、皮ごと食べられる手軽さ、そして甘さは通常のものと変わらない!と大人気になっているんです。
私もこのニュースを見て食べてみたい!と思い、果物屋さんを覗いてみてはいるんですが、残念ながらまだ見かけていません。というのも、生産量は多くはないのでなかなかお目にかかれないようです。でも人気になったらこのサイズのマンゴーを作るのでは?とも思ったんですが、わざわざこの“珍珠(パール)マンゴー”を作るというのは割に合わないんだそうです。いつか私も実際に食べてみたいなぁ~。皆さんも、台湾に来た際にはこの貴重な“珍珠(パール)マンゴー”を探してみてくださいね。