スポーツオンライン - 2020-05-16台湾プロ野球、5/15日より入場制限を2000人に引き上げ

  • 16 May, 2020
  • 駒田 英

 今週の「スポーツオンライン」、まずは男子サッカーの話題です。昨年2019年の10月、ワールドカップのアジア予選、オーストラリア戦で、中華民国台湾の男子ナショナルチームに招集され初めて先発出場、チームは1対7と惨敗した中で、突破力をみせファンにインパクトをみせた21歳のミッドフィルダー、エミリオ・エステベス・ツァイこと蔡立靖(ツァイ・リージン)選手が、このほど、オランダリーグ1部、エールディヴィジのチーム、ADOデン・ハーグへの加盟することとなりました。中華民国籍をもつ選手がオランダリーグ1部でプレーするのは、ツァイ選手が初めてです。

 ツァイ選手はスペイン人の父、中華民国籍の母をもち、カナダ・トロントで生まれました。カナダリーグ1部、「カナディアンプレミアリーグ」ヨーク9FCでのプレーが注目され、今回の移籍となりました。

 ツァイ選手は「とても嬉しい。想像もしていなかった。カナダのリーグにとっても、ヨーロッパでのプレーという、新たな歴史の1ページを開くことになるかもしれない。」と喜びました。オランダ1部リーグは現在、新型インフルエンザの影響により休止していますが、これは台湾のサッカー界にとっても大きなニュースといえます。

 中華民国台湾ナショナルチームの王家中・監督は、移籍前から、今後もナショナルチームへ招聘したいと期待していました。エミリオ・エステベス・ツァイこと蔡立靖(ツァイ・リージン)選手の活躍を期待いたしましょう。

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 続いては、バスケットボール、6日に開幕した女子の最高峰リーグ、WSBL(Women's Super Basketball League)の話題です。2017年シーズンの途中から連敗が続いていた台湾電力が14日、中華電信に78対61で勝ち、今季6試合目にして、2017年3月1日以来、実に1170日ぶりとなる勝利をあげ、連敗も40でストップさせました。

 この試合では今季新入団、かつてWSBLで3人目となる1000得点をマーク、その後、中国大陸でプレーした元台元紡績の劉希曄(リュウ・シーイエ)選手が19得点をあげ、チームの底上げ策が実を結んだことになります。

 2018年シーズンから台湾電力のヘッドコーチに就任も、これまで一勝目が遠かった林紀妏・ヘッドコーチは、試合後、感動で涙が止まらず、高ぶった感情を抑えてからようやく笑顔で「勝利はいくら遅くても、こないよりはいいわ」と語りました。前日13日の、首位キャセイライフとの試合では、チーム史上最低得点となる35点に終わり、トリプルスコア近い35対97で惨敗していたこともあり、喜びもひとしおでした。

 このほか、この1週間、WSBLでは、リスナーの皆様におなじみのあの野球選手の妹が史上6人目の大記録を成し遂げました。おなじみの野球選手とは誰だと思われますか。かつて日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスで、現在は台湾プロ野球の楽天モンキーズでプレーするヤンヤオシュン外野手、そして日本プロ野球の読売ジャイアンツでプレーする陽岱鋼・選手です。この陽兄弟の妹、陽詩慧・選手は中華電信でプレーしており、9日の台元紡績で23得点をあげ、リーグ6人目となる通算1000得点をマークしました。

 試合後に知ったという陽選手は「かつて先輩選手が1000得点を達成したのをみてすごいと思った。まず、チームメイトがチャンスをくれたことに感謝します。そして、自分もそのチャンスをものにすることができました。次の目標は怪我なくシーズンを戦い切ることです」と笑顔で語りました。2011年には、左膝靭帯断裂の大怪我をおいましたが、リハビリを経て復活、31歳となった今シーズンも主力として活躍しています。

 それではここまでの順位をご紹介しましょう。14日まで4チーム共に6試合を終え、首位は6連勝のキャセイライフ、2位は3勝3敗の台元紡績、3位が2勝4敗の中華電信、そして最下位は1勝5敗で台湾電力となっています。

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 続いては、4月25日に開幕した女子のソフトボール、実業団リーグTPWSL(企業女子ソフトボールリーグ)の話題です。

 5シーズン目となる今シーズン、10日までの順位をご紹介しましょう。

 各チーム6試合を消化し、福添福嘉南ホークスが5勝1敗でトップ、新世紀黄蜂と台北台産、新力旺旺獅の3チームが3勝3敗、そしてシーザーブレーブス、1勝5敗となっています。

 先週このコーナーで、新力旺旺獅に、アメリカの世界選手権代表右腕、23歳のケニー・バーンヒル投手が入団するとお伝えしましたが、バーンヒル投手は初登板でいきなり豪快な投球をみせました。

 新力旺旺獅のバーンヒル投手は10日、新世紀黄蜂戦に先発、終盤に5失点を喫したものの、7回を完投、110㌔以上の速球で18奪三振を奪い、6対5で新世紀黄蜂を下し、チームに勝利をもたらしました。

 なお、TPWSLはこれまで無観客試合で開催されてきましたが、23日の試合から、300名限定で観客の入場を解禁するということです。ファンにとっては嬉しい知らせですね。

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 台湾プロ野球の話題です。4月12日に世界に先駆けて無観客で開幕した台湾プロ野球は、5月8日からは、これまで世界で初めて観客の入場を解禁、上限1000人で試合を開催しました。さらに、14日、中央感染症指揮センターでは、新型コロナウイルスの国内感染リスクが低下していることから、翌15日から、入場制限を2000人に引き上げること、球場内での弁当、飲料の販売開始、そして、小学校以下の子供と親御さんが一緒に着席できるよう、規制を緩和しました。

 なお、入場におけるマスク着用、検温、消毒、本人チェックなどのルールは変わりません。また、飲食は解禁されたものの、食べ物の持ち込みは禁止となっています。手指を除菌してから食べることができるよう、弁当には除菌ウエットティッシュがついています。

 15日、2つの球場のうち、フーボン・ガーディアンズの本拠地、新荘球場では9つのブースが出展、1000人分の食べ物がランチボックスが準備されましたが、およそ9割が売り切れ、入場者数も1720人と9割近くの席が埋まりました。来週21日は、モンキーズが観客入場解禁以来初めて、本拠地、北部桃園市の桃園国際球場で試合を行います。どのようなサービス、しかけを準備しているのか、楽しみですね。

 おしまいに、15日までの各チームの順位です。各チーム21試合から24試合消化し、1位は16勝5敗で、昨年の王者ラミゴモンキーズを引き継ぐ形となった楽天モンキーズ、2位は、10勝13敗の中信兄弟、3位は10勝14敗で統一セブンイレブンライオンズ、そして最下位の4位は、9勝13敗でフーボン・ガーディアンズとなっています。貯金はモンキーズのみ、1強3弱になりつつありますが、3チームの奮起を期待したいと思います。

 

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