スポーツオンライン - 2020-05-09過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 09 May, 2020
  • 駒田 英
8日、台湾北部・新北市の新荘球場で行われた統一セブンイレブン・ライオンズとフーボン・ガーディアンズの試合、中部・台中市、台中インターコンチネンタル球場で行われた楽天モンキーズと中信兄弟の試合の2試合が、いずれも観客を入れて行われた。これは、世界初だった。(写真:CNA)

 今週の「スポーツオンライン」、まずはバスケットボール、6日から、開幕した女子の最高峰リーグ、WSBL(Women's Super Basketball League)の話題です。

 WSBLは本来4月13日に開幕予定であったものの、新型コロナウイルスの感染拡大で、開幕が延期していましたが6日、無観客ながら開幕しました。

 15シーズン目となる今シーズンも、絶対王者キャセイライフのほか、昨年2位の中華電信、そして台元紡績、台湾電力の4チームで行われています。キャセイライフは、参加14シーズンで全て優勝、現在9連覇中で、今シーズンは10連覇を目指す一方、台湾電力は2017年シーズンの途中から35連敗、3シーズンぶりの勝利を目指すという、上位と下位の実力差がありますが、この台湾電力も、かつてWSBLで3人目となる1000得点をマーク、その後、中国大陸でプレーした元台元紡績の劉希曄(リュウ・シーイエ)選手を獲得したほか、大学球界から3人の期待の若手を獲得、チームの底上げを図りました。

 迎えた6日の開幕日、開幕カードは昨年の3位、台元紡績と、4位の台湾電力、昨年1位のキャセイライフと同2位の中華電信というカードでしたが、3位、4位対決は台元が、1位、2位対決はキャセイライフが大差をつけて勝利しました。

 翌7日、今度は昨年1位のキャセイライフと、同3位の台元紡績、同2位の中華電信と同4位の台湾電力のカードでしたが、いずれも1位、2位チームが勝利しました。

 7日まで4チーム共に2試合を終え、キャセイライフが連勝、中華電信と台元紡績が1勝1敗、台湾電力は2連敗でスタートとなりました。台湾電力の連敗は37に伸びてしまいました。今日9日は、キャセイライフとの対決となりますが、粘りの戦いをみせてほしいですね。

(ジングル)

 続いては、女子のソフトボール、実業団リーグTPWSL(企業女子ソフトボールリーグ)の話題です。5シーズン目となる今シーズンは4月25日に開幕しました。今シーズンは昨年優勝の新世紀黄蜂、2位の新力旺旺獅、そして福添福嘉南ホークス、シーザーブレーブス、台北台産の5チームにより毎週の土日に行われています。3日までの順位をご紹介しましょう。

 各チーム4試合を消化し、福添福嘉南ホークスが4連勝でトップ、新世紀黄蜂と台北台産が2勝2敗、そしてシーザーブレーブス、新力旺旺獅が1勝3敗となっています。

 TPWSLが開幕する際、このコーナーで新型コロナウイルスの影響により、今シーズンは、これまでリーグのレベルアップに貢献してきた日本の選手を含め外国人選手の登録はなしとご案内しましたが、この度、新力旺旺獅が、アメリカの世界選手権代表投手、ケニー・バーンヒル投手の加入を発表しました。右腕の23歳のバーンヒル投手は、高校生時代に世代別ナショナルチームに選出、世界選手権で金メダルを獲得すると、翌年にはナショナルチーム入りし、2018年の世界選手権連覇、東京オリンピック出場権獲得に貢献しました。

 バーンヒル投手は既に来台、隔離生活も済んでおり、明日10日の試合でのデビューが濃厚ということです。

 TPWSLは全試合無観客試合で開催されますが、土曜の試合はスポーツ専門局

のFOX台湾の公式ウェブサイトで、日曜日はフェイスブックやyoutubeで中継がされるということですので、ご興味のある方は是非御覧ください。

(ジングル)

 台湾プロ野球の話題です。4月12日に世界に先駆けて無観客で開幕した台湾プロ野球ですが、今週大きな動きがありました。台湾プロ野球は5日、新型コロナウイルスの感染拡大防止について話し合う「防疫会議」で、8日の試合から、観客の入場を上限1000人まで認めることを決議しました。翌日の6日、中央感染症指揮センターも6日、正式に合意しました。

 そして、昨日8日、台湾北部・新北市の新荘球場で行われた統一セブンイレブン・ライオンズと、フーボン・ガーディアンズの試合、中部・台中市、台中インターコンチネンタル球場で行われた楽天モンキーズと中信兄弟の試合の2試合が、いずれも観客を入れて行われました。これもまた、世界初ということになります。

 なお、観客は、マスク着用をした上、チケット提示、サーモカメラによる検温、消毒を行った後、健康証明書を提出、身分証による本人確認を経て入場と、厳しいチェックがあり、前後左右、一定の間隔が確保された指定席に着席し、他の席への移動は認められません。また、当初は、弁当などの販売が予定されていましたが、中央感染症指揮センターの指導により、基本飲食禁止、水飲み許可というルールになりました。

 こうしたルールの中で行われましたが、6日から発売されたチケット1000枚はいずれの球場も売り切れとなり、ファンの大歓声のもと、試合が行われました。台湾プロ野球はまた、新たなステージに進んだといえますね。

 続いては、8日までの各チームの順位です。各チーム16試合から19試合消化し、1位は12勝4敗で、昨年の王者ラミゴモンキーズを引き継ぐ形となった楽天モンキーズ、2位は、9勝9敗の中信兄弟、3位は7勝10敗でフーボン・ガーディアンズ、最下位の4位は統一セブンイレブンライオンズです。

 モンキーズは3日の中信兄弟との試合で、今季10勝目を達成、一時期2つのリーグに分裂していた台湾プロ野球は2003年に合併し、現在のリーグとなりましたが、前身の第一金剛、そして黄金期を築いたラニューベアーズとラミゴモンキーズで昨年まで17シーズンで990勝を積み上げており、今シーズンに入り、楽天モンキーズが10勝目をあげたことで、球団通算1000勝を達成しました。

 モンキーズは1933試合目で1000勝を達成しましたが、これは1862試合で達成した統一ライオンズに続き、リーグ2番目の速さです。そして、この1000勝のうち、実に970勝をラニュー、ラミゴの時代にあげており、現在、ガーディアンズの監督、洪一中・監督がこのうちの884勝をあげています。モンキーズの曽豪駒・監督は、「洪前監督がチームを築き上げてくれた」と恩師でもある、前・監督に感謝しました。

 上限1000人ながら、観客入場も可能となった台湾プロ野球、さらなる盛り上がりが期待されます。日本からは、台湾プロ野球公式視聴プラットフォームのCPBLTVのほか、日本のスポーツ専門サイト、「イレブンスポーツ」でもモンキーズとライオンズの主催試合をご覧になることができます。一部の試合は無料ですので、ご興味のある方はぜひ御覧ください。

(編集:駒田 英)

 

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