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GO GO台湾 - 2020-05-02墾丁のマリンアクティビティと花のショーウィンドウ

  • 02 May, 2020
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花のショーウィンドウーその四
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花のショーウィンドウーその三
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花のショーウィンドウーその二
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花のショーウィンドウ-その一

パーソナリティ:中野理絵

トーク①:墾丁のマリンアクティビティ≫

トーク②:台湾産パイナップル≫

≪トーク③:台湾の新型肺炎対策状況と“花のショーウィンドウ”≫

日本は大型連休真っただ中ですよね。今年はどこも行けない…と悲しんでいる人も多いかと思いますが、この時期は台湾の観光地も多くの日本人観光客でにぎわっていたので、今年はその姿が見られず台湾の人たちも寂しがっています。

さて先週末は、台北は寒くて洗ったニットをまた引っ張り出した…なんて話をしていましたが、今週は徐々に気温が上がってきて、日中は30℃前後と、すっかり真夏日。私も慌ててエアコンのフィルター掃除をしました。この暑さで、新型肺炎の影響から例年ほど人は多くないものの、台湾の南部ではすでにマリンレジャーがにぎわい始めています。特に、台湾南部・屏東県の最南端の街、“墾丁”。ここは国家公園に指定されていて、美しいビーチや豊かな自然で知られる台湾屈指のリゾート地です。

台北からだと距離があるため、短期滞在型が多い日本人観光客はなかなかそこまで足を運ぶという人は少ないようですが、マリンスポーツが好きな人はリピートしているという人もいるかもしれませんね。

そう、ここ“墾丁”では、サーフィン、ダイビング、シュノーケリングなどなど、様々なマリンスポーツが楽しめます。しかもシュノーケリングでもたくさんのカラフルな魚たちを見ることができますし、ダイビングでは運が良ければウミガメやマンタと出会えることもあるんです。

先日(4/22)には、珍しい動物が姿を現してニュースになっていました。それは…ジンベエザメ!世界最大の“魚”と言われる大きな“サメ”です。“サメ”と聞くと危ない、恐ろしい…というイメージですが、ジンベエザメはとっても温厚なサメで、人を襲うことはまずないと言われています。そんなジンベエザメ、過去の乱獲によって、今やみられる場所といえば、セブ島、モルディブ、メキシコ辺りなのですが、台湾では2008年にジンベエザメの捕獲を全面禁止として以降、2015年、2017年に墾丁、小琉球海域に現れているそうなんです。今回、体長4mのジンベエザメが現れた時、ちょうど居合わせたダイバーたちはこの幸運に大喜びだったそうで、しばし一緒に泳いだりして楽しんだんだそうです。ちなみに専門家は、今回ジンベエザメが現れたことについて、新型肺炎の影響で騒がしい人類が減ったことが関係しているのかどうか観察する必要があるとしています。

そんな“墾丁”では“国定公園”ということでマリンアクティビティも活動範囲を管理されているんですが、近年マリンアクティビティの種類も増えどんどんと進化していることをうけ、今年2020年の4月1日から、“墾丁”の5つの海域で、新たに「カヤック」、ボードの上に立ちパドルを漕いで水面を進む「SUP(サップ)」、そして「フリーダイビング」を開放しました。これらのマリンスポーツはエンジンなどの動力を使わないことから環境への影響も少なく、安全性も高いことから開放されることになったんだそうです。今回解放された5つの海域は、「後灣」と「萬里桐」、「後壁湖」、「南灣」、「船帆石海域」、そして「滿州鄉」の「港口溪の河口」等です。

なお、これまで通り「水上バイク」や「パラセーリング」もできますが、海岸から200mの範囲は新たに開放された“無動力マリンアクティビティエリア”とし、安全のために間に100mの緩衝エリアを設け、“動力マリンアクティビティ”は海岸から300mより外側と範囲を決めています。これからますます海を楽しむ人が増えそうです。マリンアクティビティ好きの方、旅行が解禁になったら、ぜひ台湾最南端の海でマリンスポーツを楽しんでみませんか?

(編集:中野理絵/王淑卿)

 

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