スポーツオンライン - 2020-03-14 BWFのツアー大会「ヨネックス全英オープン」における台湾勢の戦いぶりなど

  • 14 March, 2020
  • 駒田 英
57キロ級に出場したリン・ユーティン選手(右)は、準々決勝で最大のライバル、2016年のリオデジャネイロオリンピックで銀メダル、2018年のジャカルタアジア大会では金メダルを獲得した、中国大陸のイン・ジュンホア選手を下し4強入り、オリンピック出場権を獲得した。決勝では日本のイリエセナ選手を5-0と圧倒し、金メダルを獲得した。(写真:2020 Olympic Qualifiersより)

今週、まず最初にお送りするのは、バトミントン、イギリスのバーミンガムで11日から行われているBWF(世界バドミントン連盟)のツアー大会、「ヨネックス全英オープン」における台湾勢の戦いぶりについてご紹介しましょう。男女のシングルス、男子ダブルスで台湾のエースが、上位進出を果たしています。

まずは男子シングルスです。男子のシングルスには、台湾男子のエース、世界ランキング2位のチョウ・ティエンチョン選手、世界12位のワン・ツーウェイ選手が出場しています。第1シードで出場したチョウ選手は初戦、オランダの選手をストレートを下すと、2回戦では日本の常山健太選手に第1ゲームを奪われ、第2ゲームもシーソーゲームの末、先に常山選手にマッチポイントを握られた中、5回目のゲームポイントを奪い26-24で取ると、両者疲れが出た中のファイナルゲームも、チョウ選手はリズムを変えて揺さぶりをかけ、21対13で振り切り、1時間21分に及ぶ熱戦を制し、逆転勝ち、準々決勝へ進出しました。

一方、ノーシードで出場のワン・ツーウェイ選手は初戦、タイの選手相手に苦戦、フルゲームの末、勝ち上がりましたが、2回戦は日本の西本拳太選手をストレートで下し準々決勝に進出しました。

そして、迎えた準々決勝のカードは、チョウ選手とワン選手の内戦に、13日に行われたこの試合はこれまで直接対決負けなしのチョウ選手が、台湾ナンバーワンの意地をみせ、ストレート勝利、準決勝進出を決めました。チョウ選手は現地時間の今日14日、第5シード、デンマークの世界4位、アンダース・アントンセン選手と対戦します。

また、女子のシングルスには、世界2位、台湾女子のエース、タイ・ツーイン選手が出場しています。第2シードで出場のタイ選手は、初戦、中国大陸の選手相手に第1ゲームを落とし、第2ゲームも苦しみましたが、このゲームを21-19で奪うと、ファイナルゲームは21対9と圧倒して勝利、2回戦でインドネシアの選手を、準々決勝でタイの選手をいずれもストレートで下し、準決勝進出を決めました。タイ選手は現地時間の今日14日、スペインの世界7位、第8シードのキャロリーナ・マリン選手と対戦します。

このほか、4ペアが出場した男子ダブルスでは、男子ダブルスのエース、世界7位、リー・ヤン、ワン・チーリン組が準決勝進出を決めています。リー・ワンペアも14日、準決勝で第1シードで世界1位、インドネシアのギデオン・ マルクス・フェルナルディ/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ組と対戦します。

男女のシングルス、男子ダブルスでの台湾勢の優勝を期待したいですね。

(ジングル)

 続いては、女子のボクシング、3日から11日までヨルダンのアンマンで行われたボクシングの東京オリンピックアジア・オセアニア予選の結果についてお伝えしましょう。台湾の女性選手が快挙をみせました。

 もともと2月の上旬に中国大陸の武漢で開催される予定だったこの予選、およそ一ヶ月遅れでヨルダンに場所を移し、開催されました。

 中華民国台湾からは男女共に5選手ずつ、合計10選手が出場しました。ベスト4に進出すればオリンピックの出場権を獲得できる中、女子の51キロ級に出場したホワン・シャオウェン選手、57キロ級に出場したリン・ユーティン選手

60キロ級に出場したウー・シーイー選手、69キロ級に出場したチェン・ニエンチン選手が快進撃を見せました。

 このうち、57キロ級に出場したリン・ユーティン選手は初戦を突破すると、準々決勝で最大のライバル、2016年のリオデジャネイロオリンピックの銀メダリストで、2018年のジャカルタアジア大会では金メダルを獲得した、中国大陸のイン・ジュンホア選手を判定5-0で下し4強入り、オリンピック出場権を獲得すると、準決勝ではオーストラリアの選手を5-0、決勝でも日本のイリエセナ選手を5-0と圧倒し、金メダルを獲得しました。

 また、69キロ級のチェン・ニエンチン選手は初戦の準々決勝でモンゴルの選手に圧勝し、早々とオリンピック出場権を獲得、準決勝でもタイの選手に大勝し決勝に進出しました。そして迎えた決勝、昨年のアジア選手権で破れた宿敵、中国大陸のクーホン選手相手に序盤リードしたものの、逆転、2対3で敗れ、惜しくも金メダル獲得はなりませんでした。

 また、女子の51キロ級に出場したホワン・シャオウェン選手、60キロ級に出場したウー・シーイー選手も共に準決勝に進出、オリンピック出場権を獲得しました。ホワン選手は準決勝を棄権、ウー選手は準決勝でインドの選手の惜敗しましたが、銅メダルを獲得しました。

 出場5選手のうち、金1人銀1人銅2人と見事な結果を出した台湾の女子選手たちお見事ですね。

(ジングル)

 続いては、台湾プロ野球の話題です。台湾プロ野球は本来、今日14日から一軍が開幕する予定でしたが、4月1日から5日にかけて開催される予定だった東京オリンピック最終予選が6月へ延期となった影響で、28日開幕へと変更されていました。

 しかし、その後、新型コロナウイルスの世界的流行により、2月の末、管轄官庁の衛生福利部から、1000人以上の人々が集まる大規模な集まりに対する指針が発表され、これを受け、衛生福利部や、スポーツ行政を管轄する教育部體育署、及び球場を管理する各地方自治体から、台湾における唯一のプロスポーツであり、最も観客数を集める台湾プロ野球に対する感染防止強化を求める声があがったことから、台湾プロ野球を運営するCPBLは12日、1軍開幕戦について4月11日に再び延期すること、残りのリーグ主催のオープン戦及び17日に開幕する2軍については無観客試合とすることを発表しました。

 なお、6月に予定通り東京オリンピック予選が開催され、中華民国台湾の代表チームがオリンピック出場権を獲得、さらに7月の末から東京オリンピックが予定どおり行われた場合には、年間240試合を確実に行わう為、現状の前後期制を取りやめ、年間1シーズン制とする方針も明らかにしました。

 なお、4月11日の1軍シーズン開幕後、観客を入場させるかなど、感染防止対策については、今後検討を続けていくということです。全世界的な影響を出している新型コロナウイルス、ファンがこれまで通り、おもうがままに応援できる日が一日も早く戻ってくることを期待したいと思います。

(ジングル)

 おしまいにバスケットボール、男子のセミプロリーグSBLの後期シーズンの順位です。7日から再開されたSBL、各チーム3試合から4試合を消化し、前期シーズンで優勝した台湾�ビールが3連勝でトップ、2位が桃園璞園が2勝1敗、3位が裕隆ラクスジェンが2勝2敗、4位が台湾銀行で1勝2敗、最下位の5位は、前期も最下位に沈んだ高雄九太で3連敗となっています。

(編集:駒田 英)

 

 

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