スポーツオンライン - 2020-03-07 自転車のロードレースの大会、「ツールド台湾」の結果など

  • 07 March, 2020
  • 駒田 英
自転車のロードレースの大会、「ツールド台湾」が3月1日から5日まで台湾各地で行われた。(写真:CNA)

 今週、まず最初にお送りするのは、自転車ロードレースの話題です。3月1日から5日までの 5日間、台湾各地を舞台に行われた、自転車のロードレースの大会、「ツールド台湾」の結果をお送りしましょう。

 地元中華民国台湾のほか、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど世界の29の国・地域から17チームが参加、個人そしてチームのステージ別、総合優勝のほか、山岳賞、ポイント賞、そしてアジア選手で最高の成績を収めた選手に送られるアジアチャンピオンの各賞をめざします。

 5日間に渡って行われた大会は、1日の初日は北部の台北市、2日目は北部の桃園市、3日目は、台湾第2のエスニックグループ、客家の人々が多く住む北部の新竹県から北西部の苗栗県、中部の台中市の3つの自治体を貫くコース、4日目は最南端、屏東県、そして5日の最終日は南部、高雄市内のコースが舞台となりました。

 新型コロナウイルス感染拡大の流行の為、中国大陸、香港の選手が入境できず、一時は中止の検討もされた今年の「ツールド台湾」、台湾のエース、フォン・ジュンカイ選手が、チームのサポートを受け、見事な走りをみせてくれました。

 フォン選手は第1ステージこそ42位となりましたが、第2ステージで全体の2位に入り、総合2位にまで一気に順位を上げます。山岳ステージの第3ステージも日本勢の追い上げに負けず、10位に入り、総合2位、アジア1位をキープしました。

 フォン選手は続く第4ステージ、トップと同タイムながら23位、ポイントの差で総合3位になったものの、依然アジアトップの座を守ると、最終日第5ステージもトップと同タイムの25位に入り、合計14時間39分56秒で総合4位、

 総合7位、フランスのチーム、NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンスの日本人選手、ナカノヒデト選手を上回り、アジア1位となり、アジアチャンピオンを象徴する「ブルージャージ」に輝きました。

 総合4位はフォン選手にとって自己ベストであると共に、2012年に「ツールド台湾」のグレードが引き上げられて以降、台湾選手の最高順位でもあります。初のアジア王者に輝いたフォン選手は、追い上げる中根選手を抑え込んでのアジア1位について、チームメイトのサポートが大きかったと感謝しました。

 中華民国台湾チームの謝世平・コーチも「今年のチームは最も団結していた。チーム一丸となってフォン・ジュンカイのブルージャージを守った。95点つけてあげたい」と健闘をたたえました。

 なお、総合優勝に輝いたのは、第3ステージで、ステージ優勝を飾ったオーストラリア、チーム・ブリッジレーンのニコラス・ホワイト選手でした。第4ステージまで総合2位につけていたホワイト選手は、第5ステージ終盤、先頭集団を捉えると、スプリント勝負でトップとタイム差なしの2位に入り、逆転で総合優勝を決めました。

 また、ポイント賞はアメリカのアメリカ、エレベイト・ウェビプレックス・プロサイクリングのエリック・ヤン選手、山岳賞は、オーストラリア、チーム・サプラサイクリングのマーカス・クレイ選手が獲得しました。

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 続いては、卓球、3日から8日までカタールのドーハで行われてるITTF国際卓球連盟のツアー大会、「カタールオープン」で、台湾男子が誇る大ベテラン、チュアン・チーユエン選手が健闘をみせています。

 新型コロナウイルスの影響もあり、台湾勢が軒並み棄権した中、38歳、世界37位のチュアン選手は男子シングルスに予選から出場、チェコの選手とウズベキスタンの選手を下し、本戦への出場を決めると、5日に行われた1回戦で、日本のナンバーワン、世界5位、16歳の張本智和選手にゲームカウント0-2から4ゲーム連取で逆転勝利します。

 台湾時間の今日7日に行われた2回戦、チュアン選手は、世界40位ながら、今年1月の全日本選手権で優勝、2月末のハンガリーオープンで準優勝するなどめきめきと力をつけている日本の18歳のウダユキヤ選手と対戦、前半はペースをつかめず1-3と追い詰められたものの、3ゲーム連取でフルゲームの末、大逆転勝ち、準々決勝進出をきめました。チュアン・選手は準々決勝で、イングランドのリアム・ピッチフォードと対戦します。ベテランのさらなる快進撃を期待したいですね。

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 続いては、バレーボールの話題です。国内最高峰のリーグ、企業リーグのプ

レーオフが行われ、今シーズンの男女の優勝チームが決定しました。

 今シーズンで15シーズン目となる企業リーグは、昨年10月から前後期10試合

ずつ、合計20試合のレギュラーシーズンが行われ、レギュラーシーズンの1位

と4位、2位と3位が対戦、その勝者が3試合2試合先勝制のファイナルを戦うと

いうレギュレーションで行われます。

  29日から行われたファイナル、男子はレギュラーシーズン20勝負けなし、レギュラーシーズン1位の台湾電力と、3位のロングパワーが対戦、初戦台湾電力がセットカウント3-1で勝利し、王手をかけると、2戦目はストレート勝ち、6シーズン連続、10度目の優勝を飾りました。

 また、女子も1位の台湾電力と3位のトップスピードの対戦となり、台湾電力が、初戦、二戦目と、共にセットカウント3対1で、3人の外国人選手のいるトップスピードを連勝で下し、4連覇、8度目の優勝を飾りました。

 男女とも台湾電力の優勝、連覇に終わりましたが、絶対王者が苦戦する試合

も目立った今シーズン、来シーズンはより混戦となることを期待したいと思います。

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 おしまいにバスケットボールの話題です。男子のセミプロリーグSBLの後期シーズンは今日7日から再開されます。

 昨シーズンまでの7チームから5チームに減ったSBLは、今シーズンから1チームが、他の4チームと4回ずつ、前期16試合、後期16試合戦い、前後期の優勝チームが、年間王者をかけてファイナルを戦うレギュレーションで行われることとなりました。前期は、台湾ビールが序盤からのロケットスタートで優勝しました。

 来る後期シーズン、台湾ビールに対抗し、優勝候補と見られているのが、裕隆ラクスジェンです。裕隆は前期も下馬評は高かったものの、外国人選手が怪我により不振、9勝7敗の2位で、優勝に手が届きませんでした。

 裕隆は、3年前から2シーズン、達欣工程でプレー、大活躍したインド系カナダ人、226センチのシム・ブラー選手を獲得、経験豊富な台湾選手とのコンビで対抗します。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、無観客試合で行われる後期シーズンですが、TVを通じてファンを興奮させるプレーをみせてほしいですね。

(編集:駒田 英)

 

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