スポーツオンライン - 2020-02-29過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 29 February, 2020
  • 駒田 英
台湾女子のエース、シエ・スーウェイ選手とストリコバ選手(写真:フェイスブック)

今週最初にお送りするのは、テニスの話題です。嬉しいニュースが入ってきました。台湾女子のエース、シエ・スーウェイ選手が、得意のダブルスで圧倒的な強さをみせています。

先週のこのコーナーでもお伝えしました通り、シエ・スーウェイ選手は、アラブ首長国連邦のドバイで15日から22日まで行われたWTA(女子テニス協会)のツアー大会「ドバイデューティーフリーテニスチャンピオンシップ」に出場、世界ランキング1位のダブルスでは、チェコのバルボラ・ストリコバ選手と組み、第1シードで出場、1セットも落とさず、決勝に進みました。

迎えた決勝、シエ選手のペアは第5シード、中国大陸のジェン・サイサイ選手と、チェコのバルボラ・クレチコバ選手のペアと対戦しました。

準決勝から24時間挟まないでの試合と、なかなかタフな条件の中で戦った決勝。シエ選手のペアは第1セット、先にブレイクしたものの、ブレイクバックされ5オールとなりましたが、ここで再びブレイクし7-5で奪います。第2セットも先にブレイクし3-1としたものの、サーブをなかなかキープできず、5ゲーム連続で奪われ、3-6でこのセットを落とします。

迎えた10ポイント先取のスーパータイブレーク、いきなり相手ペアに3ポイント連取されますが、シエ選手のペアはそこから8連続ポイントで逆転すると、10-5で逃げ切り、フルセットの末、見事勝利しました。シエ選手とストリコバ選手のペアは昨年の続く連覇を成し遂げました。

シエ選手は今週も同じ中東、カタールのドーハで23日から行われている「カタールトータルオープン」に出場しています。シングルスは初戦負けに終わり、今シーズン初勝利をあげることはならなかったものの、ストリコバ選手と組んだダブルスで強さをみせました。

今大会も第1シードとなったシエ選手のペアは、初戦となった2回戦、準々決勝といずれもストレート勝利し、準決勝に進出すると、準決勝では第4シードのチェコの選手のペア相手と対戦、1セットずつ取り合い、迎えたスーパータイブレークも競り合いとなりましたが、10オールから2ポイント連取、辛くも勝利し、決勝進出を決めました。 

シエ選手のペアは、台湾時間の今日29日の未明、第6シード、カナダのガブリエラ・ダブロウスキー選手、ラトビアのエレナ・オスタペンコ選手のペアと対戦しました。

第1セット、シエ選手のペアは相手のサービスゲームを3度ブレイクするなど主導権を握り、6-2で先取します。第2セットも先にブレイクし、4-1とリード、ストレート勝利かと思われましたが、ここから相手ペアの反撃にあい、5-7で奪われてしまいます。迎えた勝負のかかったスーパータイブレーク、シエ選手のペアは第2セットのいやなムードを引きずらずいきなり6ポイント連取で優位に立つと、結局10-2で奪い、見事中東での大会で2週連続優勝を飾りました。

シエ選手のペアは今シーズン出場した4大会全てで決勝に進出、世界4大大会の全豪オープンでは準優勝に終わりましたが、3大会で優勝、実に17勝1敗という圧倒的な強さをみせています。

先週、優勝しながら、累計ポイントの計算で世界ランキング1位から2位に落ちていたシエ選手は、この優勝で再び世界1位返り咲きを決めました。名実ともに女王の強さですね。

 

続いては卓球の話題です。台湾女子卓球のエース、世界10位のジョン・イーチン選手が、18日から23日までハンガリーのブタペストで行われたITTF(国際卓球連盟)のワールドツアー「ハンガリーオープン」で快進撃をみせました。

ジェン選手は初戦からタイの選手、ドイツの選手、香港の選手をいずれもストレートで下し、準決勝に進出、準決勝で日本の石川佳純選手と対戦しました。

ジョン選手は、これまで石川先生との対戦成績は8勝12敗とやや不利な中、粘りの戦いを見せます。取っては取り返す熱戦は、2オールからの第5ゲーム、ジョン選手が奪い3対2と先にリーチをかけますが、石川選手も第6ゲームをデュースの末、奪い返し、試合は最終第7ゲームに持ち込まれます。序盤は石川選手がリードしますが、ジョン選手がそこから逆転、11対7で奪い粘り勝ち、決勝進出を決めました。

決勝の相手は、世界3位の伊藤美誠(みま)選手でした。好調なジョン選手は格上の伊藤選手にも怯みません。2オールとした第5ゲーム、11対2と圧倒、ゲームカウント3-2とし、優勝にリーチをかけました。しかし、第6ゲームを伊藤選手に競り合いの末、奪われると、最終第7ゲームも7-11で落とし、惜しくも敗戦、優勝はなりませんでした。

ジョン選手はツアー初優勝はならなかったものの、自己ベストにならぶ2度目の準優勝、この好調を維持していってほしいですね。

 

おしまいに、男子バスケットボール、来年2021年に開催されるFIBA国際バスケットボール連盟アジアカップ予選の速報です。

このアジアカップ予選は、出場24チームが4チームずる6つのグループに分かれ、各グループの上位2チームが来年のアジアカップの出場権を獲得、各グループの3位チームが予選第2ラウンドへ進出するレギュレーションで行われます。今回、中華民国台湾は、中国大陸、日本、マレーシアと同じグループBに入りました。

先週お伝えしました通り、台湾は初戦、地元台湾、台北市内の和平体育館で21日、マレーシアと対戦、152-48と100点差以上をつけ圧勝しました。

そして、24日、同じく台北市内で日本と対戦しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、無観客で行われました。

台湾は、アメリカから中華民国籍に帰化したクインシーデービス選手に代わる新たな帰化選手がまだみつからない上、2メートル超えの選手がいる4人いる日本に対し、台湾は最も高い選手が197センチと、高さでも及ばないことから、苦戦が予想されました。

試合開始直後は一時12-11とリードしたものの、その後、得点を奪えず13ポイント連取され、第1クオーターは12対24と12点差をつけられます。第2クオーターは、台湾のディフェンスが機能日本の攻撃を抑えると、キャプテンのチェン・インジュン選手の活躍もあり29対38と、9点差で前半を終えます。

しかし、第3クオーターに入ると完全に日本のペース、22ポイント連続得点などもあり、45対62と、27点差をつけられました。第4クオーターも日本ペースは変わらず、結局57対96、39点差で大敗しました。

前回2018年に対戦したワールドカップアジア予選で、40点差をつけられた中華民国台湾は、この試合で雪辱を果たしたいと考えていましたが、返り討ちにあいました。

日本は大きく成長していると、試合後に実力の差を認めたチェン・インジュン選手、黄金世代の代表引退、帰化選手の決定と課題は山積みですが、一歩一歩実力を高めていってほしいと思います。アジアカップ予選第3戦は今年11月に開催される予定です。

(編集:駒田 英)

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