スポーツオンライン - 2020-02-08 台湾女子バドミントンのエース、世界ランキング2位のタイ・ツーイン選手の話題など

  • 08 February, 2020
  • 王 淑卿
台湾女子バドミントンのエース、世界ランキング2位のタイ・ツーイン(戴資穎)選手(タイ選手のIGより)

今週最初にお送りするのは、バドミントン、台湾女子バドミントンのエース、世界ランキング2位のタイ・ツーイン選手の話題です。タイ選手は、1月20日からインドで行われている「プレミアバドミントンリーグ」に出場しています。この「プレミアバドミントンリーグ」は、世界の男女のトップ選手が、国籍関係なく8チームに分かれ、総当たりの団体戦を行い、上位4チームがノックアウト方式の決勝トーナメントに進出する、というレギュレーションで行われています。

各ゲームは、男子シングルス2試合、女子シングルス1試合、男子ダブルス、ミックスダブルスの計5試合行われ、基本各ゲームに勝ったチームが1ポイントを獲得できますが、両チームは5試合中1試合、勝てば2ポイント、負ければ-1ポイントという試合を選択できるルールです。通常の大会よりも短い、1ゲーム15点、3ゲーム2ゲーム先取制です。

2シーズンぶりの出場となるタイ選手は今回、「ベンガルラプターズ」に所属、1月21日の初戦、24日の2戦目、27日の3戦目といずれもインドの若手選手に勝利すると、31日には世界6位、インドのエースで、P.V.シンドゥ選手と対戦しました。対戦成績はタイ選手の12勝5敗ながら、タイ選手にとって、シンドゥ選手は、オリンピックや世界選手権などで、苦汁をなめさせられた難敵です。

タイ選手は第1ゲームを11対15で落としたものの、第2ゲームを15対13で取り返すと、ファイナルゲームも15対9で奪い逆転勝ちしました。

世界トップクラスのタイ選手と 地元のエース、シンドゥ選手の対決は、インドで大きな話題となりました。シンドゥ選手は試合後、タイ選手とはコート上ではライバルだが、オフコートでは非常に親しい仲だと紹介、また、タイ選手のような一流選手が、「プレミアバドミントンリーグ」に出場してくれることで、この大会のグレードがより高められる、と感謝しました。

タイ選手は、4日に行われた試合でも、インドの若手選手にストレートで勝利すると、6日に行われた試合では、アメリカのナンバーワン、世界14位の華僑選手、チャン・ペイウェン選手と対戦。試合は競り合いになりましたが、2セットともにタイ選手が終盤突き放し、いずれも15対12で奪いストレート勝利、自身の連勝を6まで伸ばしました。

チーム唯一の負けなし、6連勝のタイ選手の活躍もあり、レギュラーシーズンは「ベンガルラプターズ」はレギュラーシーズンで8チーム中2位となり、上位4チームが進めるノックアウトステージへの進出を決めました。

「ベンガルラプターズ」は今日8日の夜、レギュラーシーズン4位の「ピュア・セブンエース」と、明日9日に行われる決勝進出をかけて対戦します。引き続き、タイ選手の活躍を期待したいですね。

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続いては、女子サッカーの東京オリンピック3次予選における中華民国台湾のナショナルチームの話題です。おととし2018年11月に行われた1次予選、昨年4月に行われた2次予選を突破した中華民国台湾のナショナルチームは、現在、東京オリンピック出場をかけたプレーオフ進出の為、3次予選に臨んでいます。

世界40位の中華民国台湾のナショナルチームは、この3次予選において、中国大陸、オーストラリア、タイと同じBグループに入りました。このBグループはもともと、中国大陸の武漢で開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、最終的にオーストラリアのシドニーに場所を移して行われることとなりました。

3日に行われた初戦の相手は、世界38位のタイ戦でした。中華民国台湾は前半19分、右サイドからのセンタリングのこぼれ球をペナルティーエリアの外から王湘惠選手が奪いシュート、このシュートはやや外れましたが、ゴール前にいたキャプテンの丁旗・選手が押し込み、先制します。台湾はなかなか追加点を奪えず、後半に入るとタイに攻め込まれますが、キーパーの蔡明容・選手が固い守りでゴールを割らせず、そのまま1-0で逃げ切りました。

しかし、6日に行われた2試合目の強豪、世界7位のオーストラリア戦は一方的な展開となります。台湾は、日本でのプレー経験もあるケイトリン・フォードにハットトリックを決められるなど、7失点を喫し、0対7で惨敗してしまいました。この敗戦でグループ3位となった中華民国台湾は、10日、プレーオフ進出をかけ、中国大陸と対戦します。世界15位の中国大陸は7日の試合で、タイに6-1と大勝しており、格上ですが、頑張ってほしいですね。

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続いては、台湾プロ野球の話題です。残念なニュースが入ってきました。昨年、台湾プロ野球へ参入し、今シーズンから二軍に参戦する味全ドラゴンズは5日、キャンプ入りしました。そして、当日行われた記者会見で、昨年7月から12月までチームに客員コーチ兼選手として所属した日本の川崎宗則・選手と、今季の契約を行わなかったことを明らかにしました。

日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスのほか、アメリカ大リーグでもシアトル・マリナーズ、トロント・ブルージェイズ、シカゴ・カブスなどでプレーした川崎選手は、2017年にホークスでプレーをしたのち、心身の不調もあり、2018年は全休していましたが、 去就が注目されるなか、昨年7月、味全ドラゴンズと契約し、台湾のみならず日本でも大きな話題となっていました。

川崎選手はドラゴンズ入団後、練習では大声を出し盛り上げていたほか、練習試合でもハツラツとしたプレーをみせ、若いチームに刺激を与えていましたが、昨年末のアジアウインターリーグでは怪我により、2試合の出場に留まっていました。

ドラゴンズの呉徳威・ゼネラルマネージャーによりますと、ドラゴンズは、今季も川崎選手に、コーチ兼選手のオファーを出していましたが、川崎選手側は純粋に選手専任を希望していたことから、契約延長はならなかったということです。ただ、ドラゴンズと川崎選手との関係は非常に良好だということで、今後、違った形での提携を検討しているということです。まず、選手として完全燃焼してから、縁があったら台湾で指導者として帰ってきてほしいと思います。

おしまいに台湾プロ野球と日本プロ野球の練習試合の話題です。今日8日と明日9日、台湾プロ野球、ラミゴモンキーズから、親会社が代わった楽天モンキーズが、日本プロ野球、千葉ロッテマリーンズのキャンプ地、日本の石垣島に乗り込み、2試合の練習試合「アジアゲートウェイ交流戦パワーシリーズ2020in石垣島」を行っています。この練習試合の結果は、来週のこのコーナーでお伝えします。ご期待ください。

(編集:駒田英/王淑卿)

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