ナルワンアワー(金曜日) - 2020-01-31 JR東日本グループ、初の海外進出先は台湾

  • 31 January, 2020
  • 駒田 英

 現在、日本も台湾も、中国大陸における新型コロナウイルスの感染拡大で落ち着かない状況が続いていますね。一日も早く終息してくれることを願うばかりです。両国の観光産業への影響も気になるこころですが、本日の「ナルワンアワー」では、来年2021年、新たな日系企業のホテルが開業する話題をご紹介しましょう。

 昨年11月、JR東日本グループは、台北市内に新しいホテル「ホテルメトロポリタンプレミア台北」を2021年初頭にも開業することを明らかにしました。同社にとっては初の海外進出です。また、日本のプレミアとついているように、日本の「ホテルメトロポリタン」よりも、さらにハイグレードなホテルになるそうです。この新たなホテルは、一昨年2018年年末まで、高級ホテル「ウェスティン台北」が入居していた、台北市南京東路沿いの高層ビルに入居します。

 この度、台湾メディアは、台湾ジェイアール東事業開発の石黒陽一・董事長にインタビューを行いました。台湾ジェイアール東事業開発は、JR東日本が台湾に設立した新会社です。また、同社は台湾、日本のパートナー企業とと共に、「ホテルメトロポリタンプレミア台北」開業の為に、台湾元5億元(日本円にしておよそ18億1160万円)を投じ、新会社を設立しました。

 石黒・董事長は台湾メディアに対し、「ホテルメトロポリタンプレミア台北」を含む、台湾市場への展開について語りました。

 石黒・董事長は、台湾と日本の価値観が似通っていること、また近年、双方の関係は安定しており、訪台日本人旅行客は増加していると指摘、また台湾の人たちは新たな商品を受容しやすいことから、JR東日本が日本国内で培ってきたノウハウを海外である台湾で展開し、海外での業績成長を求めていくと説明しました。

 「ホテルメトロポリタンプレミア台北」は、かつて「ウェスティン台北」が入居していたビルに入居します。石黒・董事長によりますと、このビルは既に築20年と、時間が経っているため、現在、急ピッチでリフォームを行っているとお、客室、内装はもちろんのこと、ボイラーなどの施設も改修を行うということです。

 石黒・董事長はさらに、第一の目的として、ハード、ソフトの設備面を5つ星ホテルの水準とすることだとして、客室、レストランについても、日系ホテルのレベルとすると説明しました。 

 なお、 「ホテルメトロポリタンプレミア台北」では、中華料理と日本料理のレストラン出店が決まっているということですが、日本料理レストランについて、純日本スタイルにするか、西洋料理のテイストも組み込んだレストランにするかどうかはなお検討中だということです。いずれにせよ、日本の優れたサービスを、さらに日本よりも優れたサービスを提供していきたいと意気込んでいます。

 日本の訪台旅行客は他の海外の旅行客と比較して、台湾においても日系ホテルや、日本の代理店と関係が深く長期間日本人を受け入れてきたホテルを愛用する傾向があるそうです。「ホテルメトロポリタンプレミア台北」がどのような新しい風を吹き込むのか、今から楽しみですね。

(編集:駒田英)

 

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