ナルワンアワー(2019-10-07)大谷光瑞台湾別荘、台日連携で修復

  • 07 October, 2019
  • 林 蕙如

台湾南部高雄市を走る高雄メトロの信義小学校駅から歩いて3分ぼどのところに、「逍遥園」という日本統治時代に建てられた日本家屋があります。そこは浄土真宗本願寺派第22世法主、大谷 光瑞(おおたに・こうずい)が1940年に建てた別荘でした。戦後、そのあたりの土地が陸軍の管轄下になり、軍人の家族が住む集落が作られたため、逍遥園が一時、集落の中に埋没してしまいましたが、のちに集落が撤廃された時、逍遥園も危うい壊される事態に陥るところ、高雄市と学界、文化団体の努力で、2000年1月に逍遥園が歴史建築として登録され、2016年に、高雄市が所有権を取得し、2017年8月から修復工事が始まりました。現在、修復は60%ぐらい完成し、2020年の年末に全部完成する予定です。

大谷光瑞がみずから設計を手掛けた逍遥園は、彼の別荘の中でも代表的とされています。。歴史学者の研究によりますと、大谷光瑞は自分が幼いごろに住んでいた本願寺飛雲閣をモデルとして逍遥園を建設しました。2階立ての建物は唐破風をはじめ、西本願寺大谷家の家紋が飾られた壁や豪華な装飾が施された窓、和洋折衷の居間デザインなどから、かつての贅沢さが伺えます。また、修復チームによって建物の中に2つの防空壕が発見されましたが、防空壕はそのまま保存されます。

(編集:林蕙如/王淑卿)