ミュージックステーション(2019-07-08)金曲奨「特別貢献賞」:黒名単工作室

  • 08 July, 2019
  • 曾 輿婷
今年の金曲奨授賞式で、ブラックリストは終始沈黙してスローガンを掲げながら、賞を受け取った。(写真:CNA)

台湾のレコード大賞、ゴールデンメロディアワードは、6月29日に行われました。

ゴールデンメロディアワードは、その前の年に発表された作品を対象に、その年の最も代表的な音楽作品を選出します。そのほか、今までに台湾の音楽界において格別な貢献をした個人や団体には、さらに「特別貢献賞」が授与されます。この賞は、台湾音楽界の歴史と発展を反映しており、各ジャンルの音楽関係者にとっては、非常に栄誉のある賞です。

今年特別貢献賞を得たのは、僅か二枚のアルバムで、台湾のポピュラー音楽史の重大な変わり目となったグループ、「黒名単工作室(ブラックリスト)」です。

ブラックリストは、1980年代、社会情勢と仕組みに不満を抱いている、アーティストたちの集まりです。台湾で38年間にわたって敷かれた戒厳令が解除されて2年目の、1989年に、社会を風刺した、台湾最大の方言、台湾語のアルバム『抓狂歌』(マッドソング)をリリースし、世間を驚かせました。若者世代と「母語」の関係を探り、歌を通して第二次世界大戦後台湾社会の変化を伝えようと、洋楽ポップスの要素を台湾語の歌に取り入れました。政治と社会を批判する歌詞を通して、閉鎖的な社会環境を打ち破ろうとしていました。

※7月8日にご紹介した曲:
1.「抓狂」(マッドソング)
2.「台北帝国」
3.「民主阿草」
4.「計程車」(タクシー)
5.「搖籃曲」(子守歌)
 

(編集:曾輿婷/王淑卿)