GO GO台湾 - 2019-06-08 台湾の結婚事情、結婚写真、変身写真

  • 08 June, 2019
  • 王 淑卿
台湾の電信大手、中華電信の集団結婚式(2018年末)(写真:CNA)

今週は日本と台湾の芸能界…いや、アジアの芸能界を揺るがすビッグニュースが飛び込んできましたよね!台湾出身のアジアを代表する女優・林志玲(リン・チーリン)と、日本を代表するダンス&ボーカルユニットEXILEのAKIRAとの電撃結婚!!リン・チーリンといえば、長くF4のジェリー・イェンと噂があって、「いつ復縁するのか?」と言われていたので私もびっくりしました。もちろん、台湾のメディアも驚きと共に祝福の報道をしています。F4は、2001年に結成された台湾のアイドルユニットグループです。

日本では今週、この二人以外にも、南海キャンディーズの山ちゃんと、女優の蒼井優の結婚が報じられ、大いに沸きました。

6月といえば「ジューンブライド」。日本では梅雨にあたるため、あまり好まれない…とも言われますが、それでもやはり6月に結婚の話題を耳にすることは多い気がします。

実は台湾でも6月に結婚するカップルも多いようです。理由は、日本と同じく西洋から伝わった「ジューンブライド」。ローマ神話に出てくる結婚の象徴である女神Juno(ユノ)に由来していて、Juno(ユノ)の月である6月に結婚する花嫁はJuno(ユノ)からの祝福を受け、幸せになれる…という言い伝えがあります。それにあやかりたい…という思いの人も多いからというのもありますが、台湾の場合はそれだけではありません。旧暦の7月1日から1か月間、「鬼月(鬼の月)」に入り、この期間は祝い事やめでたい行事はタブーとされているため、その「鬼月」が来る前に結婚式を行いたいというのも6月に結婚する人が多い理由の一つだそうです。

さて、台湾の結婚式はどのように行われるかというと、婚約式と結婚式の2回式を行うのが一般的だそうです。なんでも、婚約式は新婦側の、結婚式は新郎側の主導で執り行われます。

それぞれにしきたりがあって、中国語で「訂婚(din4hun1)」と呼ばれる婚約式では、新婦の家で新郎の母親から新婦へ、新婦の母親から新郎へそれぞれが用意した金のネックレスやブレスレットなどを付けあうといった儀式を行います。日本でいう結納のような感じですね。ただ日本の結納と違うのはこの時に結婚指輪も交換します。そしてその後、主に新婦側の親戚や友人が集まって婚約披露宴が行われます。

一方、結婚式の方は、まず新郎側が新婦を迎えに行きます。でもこの時、すんなり新婦に会わせてもらえません。花嫁さんの付添人であるブライズメイドから、様々なお題を出され、それをクリアしないと会わせてもらえないんです。なんでも、正装してお迎えに来ている新郎に、腕立て伏せ100回!とか、いきなりダンスを要求したりするそうです。優しめなお題だと、新婦に関するクイズだったりもしますが…台湾の女性陣の強さが見えますね。

その後、新婦の両親の前で新郎新婦がひざまずき、新婦を大きく育てた恩に感謝し、結婚の誓いを行い、リボンが装飾された車で新婦が家を出発します。その出発の際に、車の窓から扇子を投げるんですが、扇子の中国語の発音は、解散の散、散るという字の発音に似ていることから、扇子を投げることは、新婦が実家に別れを告げ、これから新郎の家庭の一員になることを示しているほか、「悪い習慣を捨て去り、良い習慣だけを新郎の家族に持ち込む」という意味があるそうです。そして新郎の家に到着したら、竹ざるか、最近では黒い傘を新婦に差しながら新郎の自宅に入りますが、入り口には火鉢と瓦が用意してあって、火鉢を右足からまたいで、瓦を足で割ってから入るんだそうです。これにはお祓いの意味があるそうです。いろんなしきたりがあるんですね~。

ただ、最近ではホテルで披露宴を行うカップルも増えていて、婚約式と結婚式も同じ日に行ったりするカップルも多いそうです。ただ、ホテルでも伝統的な儀式を行えるようにしていたり、エレベーターを車に見立てて、エレベーターの扉が閉まるときに扇子を投げたりするんだそうですよ。

私は以前、友達の従妹のお姉さんの婚約式に参加させてもらったことがあるんですが、家で行う伝統的な結婚式のスタイルでした。そう、台湾の婚約式や結婚式では、日本とは違って、あまり知らない人でも参加させてもらえます。私が伝統的な結婚式に参加したことないんだ~って話をしていたら、じゃぁおいで!といった感じで参加させてもらっちゃいました。びっくりですよね。その参加させてもらった婚約式では、家の前にテントを張って、円卓を並べ、たくさんのバルーンなどで飾り付けをし、その近くではケータリングサービスの人が料理を作っていました。そして、新婦側の親戚や友人たちと婚約披露宴で盛り上がるのですが、途中で新郎が帰っていったのでびっくりして友達に聞くと、婚約披露宴のときは、新郎や新郎の親族は魚料理が出たら食べずに帰るんだそうです。なんでも、「魚(さかな)」の発音と、「餘(あまる)」の発音が同じであることから、「最後まで食べずに残す」という意味があるんだそうです。魚を食べる=その家の財産を食べつくしてしまう…に繋がるのでタブーなんだとか。しかも、新郎や新郎の親族が帰るときに挨拶や見送りをしてはならず、何事もなかったかのように食事が進められ、ここからは新婦側の列席者のみでさらに盛り上がるんです。面白いですよね。

曲:青花瓷

今週はもう一組ビッグカップルの結婚式が行われました。中国の有名ピアニスト郎朗(ランラン)が12歳年下のドイツと韓国のハーフのピアニスト、シーナ・アリス・レドリンジャーとパリのベルサイユ宮殿で結婚パーティを行いました!なんと豪華な!!そしてそこに周杰倫も奥さん・ハンナと共に列席。更には、新郎・郎朗(ランラン)とこの曲を連弾し、会場を大いに沸かせていました。

(編集:中野理絵/王淑卿)