スポーツオンライン - 2019-05-18 台湾プロ野球、待望の第5の球団が誕生

  • 18 May, 2019
  • 駒田 英
CPBLが、13日、常務理事会議及びGM会議を行い、味全ドラゴンズのCPBL参入を正式に認可した。2008年のオフに2球団が解散以来4球団で行われてきた台湾プロ野球に、待望の第5の球団が誕生することが決まった。(写真:CNA)

台湾プロ野球を運営するCPBLが、13日、常務理事会議及びGM会議を行いました。そして常務理事会での討論の結果、味全ドラゴンズのCPBL参入について正式に認可、2008年のオフに2球団が解散以来4球団で行われてきた台湾プロ野球に、待望の第5の球団が誕生することが決定しました。味全ドラゴンズはの味全、味わうの味、全てと書き、大手企業グループ、頂新グループ傘下の食品企業です。

味全ドラゴンズというチーム名を聞かれたことがあるというリスナーの方もいらっしゃると思います。味全ドラゴンズは1990年に台湾プロ野球が誕生した際、4球団のうちの一つでした。名将・故・徐生明・監督時代には、1997年から1999年には台湾シリーズで3連覇を果たすなど、実力と人気を兼ね備えたチームでしたが、親会社の味全が、頂新グループに買収された後、球団経営への関心が低かった頂新グループは解散を決定、台湾チャンピオンになった直後、1999年のオフに解散となっていました。頂新グループは近年、台湾で傘下の製油会社の表示偽装問題などで激しい批判にさらされていましたが、同企業では台湾社会へ責任を果たしたいという思いから球団復活を検討、かつてドラゴンズでプレーした選手に声をかけ、首脳陣、GMなどを発表、4月の末にCPBLに加盟企画書を提出し、常務理事会での審査、認可を待っていました。

以前と同じ球団名ながら、一度、籍を失っており、新規参入扱いとなることから、加盟金、5年間の運営保証金、地方における野球振興基金など、まず、台湾元5億8000万元(日本円にして20億380万円)を支払いました。

ちなみに味全ドラゴンズは加盟企画書の中で本拠地の候補として、新球場建設中の北部・新竹、南部・高雄のほか、中南部・嘉義、最南端・屏東の4ヶ所を挙げました。

ドラゴンズは7月1日に行われるドラフト会議に参加するほか、来シーズンまず2軍に、2021年シーズンから1軍に参入します。ドラフト会議で4巡目まで1人多く選択できるほか、シーズンオフには、既存4球団の1、2年目及びプロテクト漏れの選手を獲得することもできます。

待望の5球団目がついに生まれました。アマチュア選手にとっては活躍の舞台が増えるだけでなく、台湾プロ野球の盛り上がりにも寄与することでしょう。楽しみですね。