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GO GO台湾 - 2019-05-11 亀山島

  • 11 May, 2019
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亀山島と島の随所に見られるきれいなユリの花。(写真:東北角海岸国家風景区提供、CNA)
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毎年4月から5月までは亀山島のユリの花の季節。環境の持続的な発展を図るため、交通部観光局は亀山島を一時閉鎖した。その前、行楽客と共にユリの花の種を撒いた。亀山島の観光が3月1日から再開された。写真は4月のユリの開花状況。(写真:東北角海岸国家風景区提供、CNA)

今年のゴールデンウィーク10連休はいかがでしたか?先日台湾では来年の休みが発表され、今度の旧正月は7連休となることがわかり、2日休みを取れば最大11連休になる!と、半年以上先の休みにすでに沸き立っていますが、長いお休みが終わると、悩ましいのが、なかなか生活リズムが通常に戻らない…というところ。今週はまだ調子が戻らないという人も多かったかもしれませんね。その一方で、ゴールデンウィーク頑張って働いた~という方、お疲れ様でした。これから休めるのかな?休みがとれるようでしたらまずは頑張った分、ゆっくりと休んでくださいね。

でも連休が終わったこのタイミングだからこそ、安く旅行ができる!と、このタイミングに休みを合わせて旅行に出かける方もいることでしょう。台湾はそんな皆さんも待っていますよ。

さて、この時期、ちょっと日程に余裕のある方は、特別な離島に足を延ばしてみてはいかがでしょうか。“台湾の離島”といえば、珊瑚のきれいな「小琉球」や、この時期花火が注目の「澎湖」、そしてダイバーたちに人気の「綠島」「蘭嶼」などの名前が上がりますが、「龜山島」という島の名前を聞いたことはありますか?台湾の北東部、宜蘭県の沖、およそ10キロの距離に浮かぶ島です。全長およそ10km、面積およそ2.8㎢。

過去7,000年の間に4回以上の噴火があり今の形ができたそうですが、その形というのが、亀の頭、甲羅、尾っぽのような3つの部分があって、まさにその名の通り“亀”のような形をしています。そして実はこの島、今は「無人島」なんです。正確には、管理する人たちが駐在しているんですが、“住民”と呼ばれる人はいません。実は1853年に移住者がやってきて、漁を中心とした生活を営んでいたそうです。しかし1977年に軍が駐屯し、一般人の立ち入りが禁止されてしまいました。それ以降、この亀山島に“住民”はいません。ただ、1987年の戒厳令解除後、宜蘭県政府や市民の努力によって、2000年にこの亀山島は正式に「東北角海岸国家風景区」の管轄下に置かれ、一般に向けて開放され、自然豊かな亀山島を観光することができるようになったんです。

そしてこの島が特別なのは形が「ウミガメ」のようだからというだけではありません。実はこの島、一般に向け開放されたとは言っても、上陸できる期間や時間、人数が限られているんです!一般の人は毎年3月1日から11月30日までの午前9時から午後5時まで。6、7、8月の3か月間は午前8時半から午後5時半までとなっています。毎年この期間だけ、美しい亀山島の自然を楽しめるほか、“住民”たちの生活の名残である建物や、軍事施設であった頃の名残である「砲台」なども見学することができますよ。また、亀山島に行く間の海でイルカウォッチングも楽しめます。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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