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GO GO台湾 - 2019-03-23 台湾北部のつつじ名所やつつじの種類など

  • 23 March, 2019
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国立台湾大学のつつじフェスティバルが3月16日から開催されている。(写真:CNA)

日本では桜が咲き始めたようですね。台湾でも先日ご紹介した台北北部の淡水にある「天元宮」のソメイヨシノが見ごろを迎えています。25日から30日にかけてが最もきれいな時期だとの予測ですので、来週台湾に来られる方は「天元宮」も旅のプランに入れてみてはいかがですか?

さて、“日本の春”といえば「桜」というイメージですが、“台湾の春”といえばどんな花をイメージしますか?実は台湾にも市ごとに“市の花”というのがあって、「台北市」の花といえば「ツツジ」なんですが、今、台北市はその“市の花”、ツツジが見ごろを迎えています。大きな公園をはじめ、道路沿いにもたくさんのツツジが植わっていて、街を華やかに彩っています。街中で桜を見かけることは少ない台湾ですが、ツツジは街のあちらこちらで目にすることができますよ。

中でもツツジが有名なスポットは台北市の南エリアに多く集まっています。総統府の近くにある「二二八和平記念公園」では、広い公園内に足を踏み入れると、道に沿ってあちらこちらでツツジがきれいな花を咲かせています。アクセスは、台北新交通システムMRTレッドラインの「台大醫院」下車すぐですが、公園内だけでなく、隣接する道路沿いの出入り口の周りにも色とりどりのツツジが咲いていて、通りかかる人を魅了しています。

また、台湾最高学府「国立台湾大学」も実はツツジの人気スポットなんです。MRTグリーンラインの「公館駅」下車すぐにある台湾大学の広いキャンパスには色々な花や亜熱帯植物も植えてあり緑も多いので、休日にもなるとまるで公園であるかのように多くの市民が集まり憩いの場となっていますが、中でもこの時期はツツジが咲き乱れる場所として有名なんです。また台湾大学は歴史あるバロック様式の建物が多く残っているので、その校舎を背景に咲く色とりどりのツツジを写真におさめに来る人も多いんですよ。

そして、私のお勧めは台北の主要道路の一つ「仁愛路」の道路沿い。「仁愛路」は背の高い椰子の木が立ち並ぶ大きな道路で、それだけでも写真を撮りたくなる素敵な雰囲気の通りなんですが、その道路の分離帯や歩道沿いにたくさんのツツジが咲いていてとても春らしい華やかな雰囲気です。一般の街中の道路なので、ツツジを眺めながら「仁愛路」に沿ってお散歩するだけでも気持ちがいいですよ。

そんな台北市の花、ツツジ。ちょうど見事を迎えている今、台北市では「2019 台北杜鵑花季(TAIPEI AZALEA FESTIVAL)/2019台北ツツジフェスティバル)」が行われています。2017年に始まったイベントで今年で3回目の開催となりますが、今年は先ほどご紹介した「二二八和平記念公園(228平和記念公園)」や、台湾大学の近く「自來水園區(台北ウォーターパーク)」、「新生南路三段」、そして台北市内最大の公園「大安森林公園」で、ツツジを眺めながら楽しめる音楽イベントや、ピクニック、バザーが楽しめます。「大安森林公園」では、様々な種類のツツジが種類ごとに分かれて咲いていますので、「へぇ~これはこういう品種なのか!」と学びながら楽しむこともできますよ。また、ツツジの花と合わせて様々なオブジェも飾られていてフォトスポットがあちこちに用意されています。オブジェの中には、台北市長のサインも入ったギターのオブジェもあるのでぜひ探してみてくださいね。「大安森林公園」へのアクセスはMRTレッドラインに乗って「大安森林公園駅」下車です。

「台北つつじフェスティバル」は4月7日(日)まで開催。4月6日(土)には、午後2時から5時まで「二二八和平記念公園」で、弦楽五重奏やジャズ、民族楽器を使ったグループなど4組のミュージシャンによるコンサートも行われます。ちなみに、「台北つつじフェスティバル」は4月7日までですが、ツツジは5月上旬くらいまで楽しめますよ。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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