文化の台湾(2018/12/28)ゲーム依存問題とeスポーツ

  • 28 December, 2018
  • 曾輿婷
台湾では2017年の11月に「Eスポーツ」を運動競技の一種と認めた。今年の11月9日から11日まで、高雄市では世界で最も大型のeスポーツ大会「第10回 eスポーツワールドチャンピオンシップ」が行われた。ところが、台湾社会の「勉強だけが大事」という考え方のもと、eスポーツの発展は中々進まなかった。

今年の10月に、台湾のある文化団体は全国の41軒の中学校、高校、そして大学の青少年たちに向けて、学校生活に関するアンケート調査を行いました。

有効回答数の3064件、回答率88%の調査結果のうち、72%の学生たちは、「ゲームにはまりすぎる」と答えました。つまり、およそ五人に三人がゲームにはまっています。また、42%がソーシャルメディアにはまっていることを認めました。同級生としゃべる時も、日常生活のほかに、オンラインゲームの話題が一番多いらしいです。

さらに調査結果によりますと、71%の学生は、睡眠不足で学校に行きたくないと表明しました。特に高校生の場合は75%もあります。勉強や宿題以外、「ネットゲーム問題」が理由として挙げられています。ゲームにはまりすぎて、徹夜するまでゲームをした結果、寝不足になり、朝の授業に集中できないと見られています。

 

調査は中学生から大学生までの青少年を対象としていますが、「ゲーム問題」は、小学生にも及ぼしています。教育部が九月中旬に発表した、小中学生のネット習慣調査によると、台湾の男子小学生の5%が、ゲーム依存症に陥っています。その割合はあまり高くなさそうですが、世界他国の調査結果では、6%を超えたことはありません。つまり、台湾は今、「ゲーム依存」の問題がとても深刻です。今年の三月にも、スマホが母親に取り上げられたことだけで、一人の小学生が自殺したケースすらありました。

 

ところが、ゲームは世界中に旋風を巻き起こしています。市場調査会社Newzooが今年の4月に発表した、世界ゲーム市場レポートによりますと、今年のゲーム市場が合計15兆日本円も超えると推測されています。特にスマホゲーマーは、世界で23億人、およそ現在世界人口の三分の一近くもいて、その人数はこれから毎年増えていくと見られています。台湾は今年1450万人(約人口の6割)がゲーマーだと推測されています。市場規模が日本円1443億円もあり、世界では15位です。