日本は日中も肌寒くなってきたようですが、台湾も朝晩はずいぶんと涼しくなりました。そうなると恋しくなるのが温泉!
温泉と言えば日本…というイメージですが、台湾にも温泉があります!台湾も火山がありますからね~。雲林(うんりん)県、彰化(しょうか)県、離島の澎湖(ほうこ)県、この3つの県を除く、台湾のすべての県や市にいくつもの温泉がある温泉大国なんですよ。
台湾交通部観光局によりますと、台湾の温泉文化は古くは清朝から始まったようですが、主な開発や利用が始まったのは、1894年にドイツ人のQuelyによってはじめて北投温泉が発見され、その後、日本統治時代になり、日本の温泉文化が台湾に伝わりました。1896年3月に大阪出身の平田源吾さんが、北投に台湾初の温泉旅館「天狗庵」を開きました。これが北投温泉郷時代の始まりとなったんです。ですが北投温泉郷時代の始まりだけでなく、台湾の温泉文化の幕開けともなりました。日本統治時代に最も名が知れていた四大温泉と言えば、この「北投」、そして「陽明山」、「関子嶺」、「四重渓」、この4か所だったそうです。